ニュージーランドの天気・気温・服装を大解説【ニュージーランド旅行のベストシーズンは？】

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「ニュージーランド旅行を検討しているけど、地域によって気候は違う？」
「初めてのニュージーランド旅行でどんな服装が良いかわからない！」
「せっかくならベストシーズンに行きたい！」

と、ニュージーランド各地の気候について気になることはありませんか？
本記事ではニュージーランド各地の気候や旅行に最適な服装などをご紹介します。

ニュージーランドの魅力的な主要都市

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ニュージーランドは、北島と南島の主要の２つの島と、大小の島々で成り立っています。地形は細長く日本の北海道と四国を除いた面積と同じくらいで、日本と同等に四季もあります。ただし、南半球に位置しているため、日本とは四季が反対になることに注意しましょう。北上するほど温暖な気候になり南下するほど寒冷な気候になります。

日本との大きな違いは、国の半分が山岳地帯であることです。なぜなら、ニュージーランドは大陸から切り離された島ではなく火山によってできた島だからです。そのため地震も多く発生します。

南島の方が北島に比べて面積が広いのですが、山岳地帯が多いため人口の半分以上は北島に集中しており、その中でもオークランドの人口は全体の3割を占めています。日本の人口と比較するとニュージーランドの人口は4％未満ですが、移民の受け入れを推進しているため毎年人口は増加傾向です。その反面山岳部では放牧も盛んで羊の数は人口の5倍以上にものぼり、農業大国でもあります。

ニュージーランドの四季

オークランド

オークランドは北島の北部に位置しており、日本の宇都宮と緯度が同じです。ニュージーランド最大の都市で、経済や商業の中心都市です。日本から直行便で行くことができる国際空港もあり、ニュージーランドの空の玄関口となっています。

また海に面していることで商業港があり、貿易の中心都市としても重要な役割を果たしています。オークランドは「City of Sails　帆の街」の呼び名もあり、登録されている船の数からみると3人に1人が船を所持していることになる程です。

ウェリントン

ウェリントンは北島の最南端部分に位置しており、ニュージーランドの首都として政治の中心を担っている都市です。文化・芸術の街としても名高く、美術館や博物館ではニュージーランドについての知識を深めることができます。

また美食の街としても知られており、レストランの数は人口比にするとニューヨークを上回る程で、おいしい料理を食べるのに困ることはありません。

クライストチャーチ

クライストチャーチは、中央部の南大西洋の沿岸に面し、南島の中心的な都市です。南島の中央には「南半球のアルプス山脈」と呼ばれるサザンアルプスが走っており、3000ｍ以上の峰々が18も連なり、冬期にはスキーが楽しめる場所としても有名です。

火山帯が走っていることから2011年2月には大地震に見舞われ大きな被害を被った街でもあります。最近は復興も進み昔のイギリスの街並みが取り戻されつつあります。なかでも町の中心となっている仮設大聖堂は日本の建築家、伴茂氏によって紙で再建されたもので日本とニュージーランドとの友好の礎になっており、とても親日的な街です。

クイーンズタウン

クイーンズタウンは南島の南中央部分に位置し、カワティプ湖畔に面した美しいこの都市です。その昔ゴールドラッシュで大変賑わいました。現在は残念ながら金塊を探すことは無理かもしれませんが、その風光明媚な街は観光地として大人気です。

ニュージーランドの基本情報

ニュージーランドの各地気候について

海に囲まれたニュージーランド全体の気候は海洋性気候に属します。1日に四季があるとまで言われるほど予期せぬ天候の変化が起こりやすいのも特徴です。

日本と同じように縦に長い形をしているニュージーランドは北部と南部では気候にも違いがあります。山岳地帯にはスキー場も多く、冬期はマイナスまで気温が下がることがあります。

ニュージーランド北島・オークランド

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オークランドの気温

オークランドは、1年を通じて温度差がそれほどなく、最も温暖で過ごしやすいことから、とても住みやすい都市として人気があります。最高気温と最低気温の温度差は10度前後で通年において過度な高温や低温に見舞われることはありません。

四方を湾や山脈に囲まれていることから、心地よい海風を感じながら旅行を楽しめる都市です。但し日照時間が年間2060時間を超えるため、紫外線対策には十分準備が必要です。また、雨が降った後は急に気温下がることがあるので洋服などで上手に温度調整をしていきましょう。

オークランドの降水量

オークランドでは日本のような雨季はなく、1年を通じても年間降水量は日本ほど多くはありません。比較的冬（6月～8月）に降水量が増加する傾向があります。この時期に行かれる方は雨具の用意をおすすめします。

オークランドの月ごとの気温と降水量

引用：ウェザーパーク

オークランドの季節と服装

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春：9月～11月

春の最高気温は19℃、最低気温は10℃です。　春を迎えたばかりの9月ごろは、日中は東京並みの春の暖かさでも日が落ちると急に肌寒さを感じることがまだ多い日があります。

適した服装

9月ごろは薄手のジャケット、セーター、トレーナーなど。10月～11月は半袖のTシャツ、カーディガン、トレーナーなどです。重ね着して体温調節できる服装が良いでしょう。

夏：12月～2月

夏の最高気温は23℃、最低気温は15℃です。春から夏にかけて気温が上昇して行きますが、日本ほど暑さが厳しくなることはありません。日中は半そで、半ズボンなどの軽装でも心地よく過ごせますが、夕方は海風もあって少し肌寒く感じることもあります。

適した服装

半袖、半ズボンに加え、長袖シャツ、カーディガン、トレーナーがあると良いでしょう。

秋：3月～5月

秋の最高気温は22℃、最低気温は11℃です。秋にかけて徐々に気温が下がっていきます。3月や4月の初旬などは天気が良ければ日本の春のような陽気ですが、朝晩は少し冷えるため寒さ対策も必要です。雨に見舞われることが少ないため、ハイキングやトレッキングなどには良い時期です。

適した服装

半袖、半ズボンでも過ごせる日がありますが、カーディガンや、トレッキングやハイキングをする場合は、薄手の長袖シャツや長ズボンもあった方が便利です。

冬：6月～8月

冬の最高気温は15℃、最低気温は9℃です。オークランドに冬到来の時期ですが、日本のような冬の寒さはありません。ただ、雨が多くなりますので、寒さを強く感じることもあるでしょう。

適した服装

セーター、トレーナー、ウィンドブレーカー、ダウンジャケット、コート、雨具など、風雨を防げるものが良いでしょう。

オークランドのおすすめスポット

オークランドからフェリーで片道25分の無人島・ランギトト島は雨の少ない春・夏・秋のハイキングコースにおすすめです。頂上まで最短距離1時間半ほどで登れます。頂上からはオークランドの景色を思う存分楽しんでください。

また、帰り道は遠回りしながら火山で誕生したこの島ならではの溶岩洞窟などを散策して帰路に着きましょう。洞窟探検をする場合は必ずライトを持参してください。

オークランドの魅力や観光スポットについてもっと知りたい方は「オークランドの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】」の記事をご参照ください。

ニュージーランド北島最南端・ウェリントン

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ウェリントンの気温

ウェリントンは夏でも最高気温が20℃程、冬の最低気温が6℃前後です。日本と比べると1年を通じて涼しい気候が続きます。

ウェリントンの降水量

東京と比べた場合、1年間の降水量はかなり少なめですが、その中でも比較的多いのは冬の時期です。夏になると降水量は少しずつ減少しますが、日本の冬のように極端に乾燥することはありません。

ウェリントンの月ごとの気温と降水量

引用：ウェザーパーク

ウェリントンの季節と服装

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春：9月～11月

春の最高気温は17℃、最低気温は9℃です。春を迎えるウェリントンは沢山の花が開花を迎え春の気分を感じられる時期となります。太陽が昇ると日本の春のようなぽかぽかとして陽気になるのでとても気持ちよく過ごせる時期です。夕方日が沈むと気温が下がり肌寒さを感じることが多いでしょう。

適した服装

長袖のシャツ、Tシャツを基本に、薄手のジャケット、カーディガン、フリースなど羽織るものを用意しましょう。

夏：12月～2月

夏の最高気温は20℃、最低気温は13℃です。夏になると気温も上昇していきますが、日本ほどの暑さになることはありません。日中天気が良い日は半そで半ズボンで過ごすことが出来ますが、夕方からは少し肌寒く感じることが多くなるでしょう。

適した服装

日本の夏と同じように、半袖、半ズボンで過ごせます。陽が落ちると冷えることもあるので、長袖のシャツ、カーディガンがあると良いでしょう。

秋：3月～5月

秋の最高気温は19℃前後、最低気温は10℃です。秋になると夏に比べて気温も3～5℃近く下がります。日中晴れた日には薄手の洋服でも十分に過ごせますが、はやり日が沈むと寒さを感じます。日照時間も急激に減少していきます。5月ごろになると5時過ぎには日没になってしまいますので効率よく観光できるように考えるようにしましょう。

適した服装

半袖、半ズボン、Tシャツでも過ごせますが、長袖のシャツ、カーディガン、薄手のフリース、セーターは常に持参しておきましょう。

冬：6月～8月

冬の最高気温は12℃、最低気温は７℃です。秋から更に気温が下がり、平均的に10℃前後の日が続きます。但し、最低気温も6℃前後ですので東京ほど寒さを感じることはありません。軽装でも日中晴れた日は移動可能ですが、夕方になると寒さを感じることが多くなります。

適した服装

日本ほど寒くならないので、長袖のシャツ、トレーナー、セーターにダウンジャケット、コートがあれば十分快適に過ごせるでしょう。

ウェリントンのおすすめスポット

ベストシーズンは夏です。北島の玄関口となっているウェリントンからフェリーに乗ってニュージーランド最大の南島マールボロのヴィンヤードを見学に出かけてみてはいかがでしょうか。片道3時間半ほどかかりますので、残念ながら日帰り旅行には適しませんが、少し時間に余裕がある際にはどこまでも広がるブドウ畑を眺めながら自然の恵み盛りだくさんの食事とワインを楽しみましょう。

南島中央部・クライストチャーチ

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クライストチャーチの気温

東京と比較するとかなり一年を通して気温が低くなります。夏は20℃前後まであがりますが、冬になると10℃前後に下がり、最低気温は3℃近くまで下がります。冬に訪れる際は防寒具を忘れずにご持参ください。

クライストチャーチの降水量

特に雨季や雨が降りやすい時期はなく、1年間を通じて同じような降水量なのが特徴的です。東京と比べた場合、1年間の降水量は半分以下です。そのため乾燥には注意が必要です。

クライストチャーチの月ごとの気温と降水量

引用：ウェザーパーク

クライスチャーチの季節と服装

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春：9月～11月

春の最高気温は18℃、　最低気温は6℃です。春のこの季節は夏に向けて日に日に気温が上昇するのを感じることができるでしょう。雨があまり降らないクライスチャーチでは太陽が出始めると日本の春のような穏やかな気持ちのいい春の陽気を楽しむことができます。お天気のいい日中は半そでや長袖のTシャツで過ごせますが夕方になると気温が下がってきます。

適した服装

長袖のシャツ、Tシャツ、トレーナーが良いでしょう。体温調節できるようにセーター、カーディガン、薄手のジャケットも持参しましょう。

夏：12月～2月

夏の最高気温は21℃、最低気温は11℃です。夏になると気温も上昇していきますが、日本ほどの暑さになることはありません。日中は半そで半ズボンで過ごすことが出来ますが、夕方からは少し肌寒くなります。

適した服装

日中は半袖、半ズボンで過ごせますが、冷房の効いた室内や日没後はカーディガン、長袖のシャツなどを羽織って過ごしましょう。

秋：3月～5月

秋の最高気温は19℃、最低気温は6℃です。秋になると夏に比べて気温も3～5℃近く下がります。日中晴れた日には薄手の洋服でも十分に過ごせますが、はやり日が沈むと寒さを感じます。

適した服装

半袖、Tシャツで過ごせる日もありますが、4月中旬以降は肌寒い日もあるので、長袖のシャツ、セーター、フリース、ガーディガンなどを準備しておくと安心です。

冬：6月～8月

冬の最高気温は12℃、最低気温は3℃です。秋から更に気温が下がり、平均的に10℃前後の日が続くます。但し、最低気温は3℃とかなり低くなりますので本格的な冬支度が必要です。

適した服装

日本の冬と同じようにセーターやトレーナーの上に、ダウンジャケットや厚手のコートを着て過ごしましょう。

クライスチャーチのおすすめスポット

1年を通じて楽しめる都市ですが、海でのアクティビティを楽しむならやはり夏がベストシーズンです。

クライストチャーチから車で2時間半ほどの海沿いの街カイコウラでは海の野生動物と出会う旅を楽しめます。イルカやホエールウォッチングに加えて、シーカヤックで海に出れば、オットセイやイルカが手の届く距離まで近づいてくることがあります。

ニュージーランド南部・クイーンズタウン

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クイーンズタウンの気温

クイーンズタウンは南島の南部に位置するため寒冷地となります。一年を通じて日本の夏のような暑さになることはありません。日本の秋と冬が1年間交互に続くような気候です。周りを山に囲まれた湖の湖畔にあるウィーンズタウンは真冬でも氷点下まで下がる日はそう多くはありません。

クイーンズタウンの降水量

降水量は東京と比較して年間を通じて半分以下です。この地域の特徴として、冬には降水量が少なく、夏に向けて徐々に増加する傾向にあります。4月頃から雪が少し降り始め、6月にピークを迎えます。積雪量はそれほど多くはありませんが、9月まで雪がちらつくことがあります。

クイーンズタウンの月ごとの気温と降水量

引用：ウェザーパーク

クイーンズタウンの季節と服装

Photo by Nicolas J Leclercq on Unsplash

春：9月～11月

春の最高気温は15℃、最低気温は2℃です。春の季節とはいえ9月はまだ寒さが残ります。11月に向け徐々に暖かくはなっていきますが、肌寒く感じる日がまだまだ多いでしょう。

適した服装

日本の冬の服装が良いでしょう。ダウンジャケット、コート、セーター、トレーナーなどを準備しましょう。

夏：12月～2月

夏の最高気温は18℃、最低気温は8℃です。夏になっても20℃を超える日はあまりありません。雨が降る日が多少増えてきますが、何日も大雨に覆われるようなことは稀です。

適した服装

Tシャツで過ごせる日もありますが、基本的に長袖のシャツで過ごします。セーター、トレーナー、カーディガンや薄手のジャケットは必ず準備しましょう。

秋：3月～5月

秋の最高気温は16℃、最低気温は2℃です。秋になると急激に寒くなってきます。5月はかなり寒さが厳しくなります。

適した服装

日本の冬の服装を準備しましょう。トレーナーにダウンジャケット、厚手のコートが必要です。

冬：6月～8月

　
冬の最高気温は6℃、最低気温は－1℃です。冬になると雪が降りやすくなります。4月くらいから徐々に降り始めますが一番降雪量が多いのは6月で3.6㎝、7月が3.3㎝程度です。それ以外の月は2㎝未満とさほど多くはりません。

適した服装

寒さが厳しいので、ダウンジャケット、厚手のコートに加えて手袋、マフラーや帽子など、小物も準備しましょう。転倒防止のために靴底にグリップがしっかりついた靴をおすすめします。

クイーンズタウンのおすすめスポット

近場のスキー場までは車で30分程度で到着します。冬になるとクイーンズタウンには多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。但し、ウィンタースポーツ以外を目的とする観光の場合は夏がベストシーズンです。

またバンジージャンプの発祥の地としても知られているクイーンズタウンは夏になると豊かな自然を使ったアドベンチャー・アクティビティが数多く催され観光客で賑わいます。目的に合わせて冬も夏も楽しめる都市です。

クイーンズタウンの魅力や観光スポットについてもっと知りたい方は「クイーンズタウンの魅力とオススメ観光スポット4選【ニュージーランド在住者が厳選】」の記事をご参照ください。

ニュージーランドの気候と服装のまとめ

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天気予報の確認

旅行前または旅行中に天気予報の確認をしたい場合は日本気象協会の「Tenki.jp」がおすすめです。

また、大きな水害や感染症については外務省の「海外安全ホームページ」で、洪水や停電などの情報は在ニュージーランド日本国大使館の公式サイトで確認しましょう。

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