台北の治安2024年版【台湾旅行でトラブルに遭わない方法】

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「台湾旅行を検討しているけど、台北の治安は大丈夫？」
「初めての台湾旅行で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい？」

と、台湾旅行の不安な点はありませんか？
本記事では台湾・台北の治安についてお答えします。

台湾・台北の治安について

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外務省の海外安全ホームページによると、台湾の治安は比較的安定していて危険情報は出ていません。

しかし、2019年の台湾警察当局の統計では刑法犯認知件数は26万9,083件で日本より多くなっています。最も多い犯罪は窃盗でそれ以外には傷害、強制わいせつ、詐欺・恐喝があります。

デモやストライキについて

台湾では台北の総統府前や日本台湾交流協会前でしばしばデモが行われます。最近では2020年10月に香港の活動家12人の釈放を訴えるデモと、11月にアメリカ産豚肉の輸入解禁に反対するデモが行われました。

交通事情・事故について

台湾では車の走行は日本と逆で右側通行の左ハンドルです。運転が荒く、日本のように歩行者優先ではないため、横断歩道を渡るときは青信号であっても十分な注意が必要です。

特にバイクは右左折の際に進路変更の合図を出さない人がいるため、先に行かせた方が安心です。台湾では車やバイクは止まらないと思って行動してください。

2019年の交通事故発生件数は、台湾警察当局の発表によると32万2,374件で日本の約4.5倍です。

台湾在住者の体験談

日中での大胆な犯行に驚き

スリは日本人だとわかると、夜市などの人混み以外でも犯行に及ぶ可能性があります。子供の手を引いて歩いていたとき、スリにリュックのファスナーを開けられた経験があります。幸い被害はありませんでしたが、日中の歩道での犯行だったので大胆さに驚きました。

交通事故が多く日常茶飯事

交通事故は日常茶飯事で、特に交差点での事故が多いです。青信号で横断しているとき、2階建ての観光バスにひかれそうになりました。道を渡る前に必ず左右を何度も確認し、歩道を歩いている場合でも進入してくる車やバイクに十分に注意してください。

台湾・台北旅行の注意点

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比較的治安が良い台湾ですが、日本と違う習慣やルールがあります。台北を安全に旅行するための注意点を紹介します。

注意点1：所持品に注意

混んでいる観光地やレストラン、公共交通機関のラッシュ時はバッグを肌身離さず持っていてください。混雑している場所ではスリや窃盗に遭いやすいです。また、買い物や夜市で食べ歩きに夢中になっていると狙われやすいので注意が必要です。

注意点2：交通事故に注意

台湾では交通ルールを無視する人や車が多いので、事故に遭わないように注意が必要です。
特にバイクは逆走や歩道を走るといったマナーの悪い人が多く、歩行者のすぐ横をすり抜けて行きます。バイクのマフラー部分は熱くなっているので、すれ違う際に触れると火傷の危険があるので注意してください。

注意点3：交通機関を利用する際の注意

交通機関によってルールや注意点があります。例えば新型コロナウイルスが流行した際には、交通機関を利用する際はマスクの着用が義務付けられました。念のため、交通機関を利用する際には事前に確認しておきましょう。

もっと詳しい交通機関の注意点は「台北の移動手段ガイド！台湾旅行前に台北の交通機関をチェック」をご確認ください。

注意点4：マッサージ店での注意

マッサージ店を決めるときには口コミの良いお店を選びましょう。セクハラなどのトラブルを避けるために、女性がマッサージを受ける際は女性のマッサージ師を指名してください。

注意点5：夜の観光に注意

夜市やクラブといった夜の観光は女性一人での外出は控えましょう。飲み屋街では酒の上でのトラブルも多いので、巻き込まれないためにも近づかない方が賢明です。

注意点6：喫煙場所に注意

台湾は屋内では禁煙です。屋外では吸える場所もありますが、バス停、コンビニ、カフェの前は喫煙できません。歩きながらの喫煙もできないので注意してください。電子タバコの持ち込みも禁止されています。

注意点7：民間信仰の習慣に注意

台湾ではよく道端で火を燃やしている光景を見かけます。燃やしているのは「紙銭」というあの世で使うお金に見立てたものです。

台北の治安が悪いエリア

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台北の治安が悪いエリアと注意点を紹介します。中には有名な観光スポットもあり、訪れる際は気をつけましょう。事前に治安が悪い場所を知っておくと危険に遭う確率が低くなります。

林森北路

林森北路はキャバクラや飲み屋がたくさんある地域です。ナンパや酔っ払いが多いので、女性一人で行くことは避けましょう。特に夜は被害に遭いやすいので注意が必要です。

龍山寺

龍山寺は有名な観光スポットですが、治安はあまりよくありません。夕方以降に観光する場合は表通りの明るく人が多い場所を歩くようにし、路地裏には行かないようにしましょう。

夜市

台北には多くの夜市があり、観光客から地元の人までたくさんの人で賑わっています。人通りが多く、食べ歩きに夢中になる夜市では、スリの被害に遭う確率が高いです。持ち物に十分注意してください。

台北の治安が良いエリア

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台北の比較的治安が良く観光やショッピングにおすすめのエリアを紹介します。

中正区

台北駅がある中正区には駐在員が多く居住しています。台北駅周辺にはデパートがあり、賑やかなエリアです。中正記念堂や国立台湾博物館などの有名な観光スポットもあります。

信義区

台北のシンボル台北101がある信義区には、海外ブランドが集まっているショッピングモールがあります。レトロな雰囲気が漂う四四南村もあり、新しいものと古いものが同時に楽しめる場所です。

大安区

大安区にはSOGOや地下ショッピングモールなどがあり、買い物や食事にとても便利な場所です。台北市内最大の大安森林公園があり、台北市民の憩いの場所となっています。

台北のおすすめの宿泊エリア

交通の便が良く、治安も比較的安定している宿泊エリアを紹介します。宿泊先で迷ったら台北駅周辺と中山駅周辺にあるホテルがおすすめです。

台北駅周辺

台北駅にはMRT（地下鉄）以外に、新幹線（高鐵）と電車（台鐵）の駅、長距離バスのターミナルもあるため、観光の拠点として最適な場所です。

中山駅周辺

中山駅周辺は日系のホテルが多く、三越デパートを中心に日本語が通じる店が多いので買い物に便利です。

台北の治安が良い観光スポット

初めての台北旅行や子連れの家族旅行、女子旅におすすめの観光スポットを紹介します。

台北101

台北101の89階にある展望台から見る景色は一見の価値があります。ショッピングモールにはブランドショップやレストラン、スーパーがあるのでお土産も買えます。

中正記念堂

中正記念堂は台北の代表的な観光スポットです。一番の見どころは、1時間ごとに行われる衛兵の交代式です。9時から17時までの間、正時に行われるので早めに行って場所を確保することをおすすめします。

眷村文物館

四四南村内にある眷村文物館は台湾の1950年代ごろの生活を再現し紹介している資料館です。当時の食事の様子なども再現されていてレトロ好きには最高の場所です。

誠品書店信義店

誠品書店はもともと書店でしたが、現在では雑貨や文房具など様々な品物を扱っています。台北101近くの信義店にはフードコートもあるので、食事をしながらゆっくりお土産が探せます。

台湾・台北旅行の防犯対策

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台湾は安全な国ですが犯罪に遭わない、巻き込まれないための対策は必要です。台北で安心して海外旅行を楽しむための防犯対策を紹介します。

防犯対策1：夜遅い時間の外出は控える

特に女性一人で出歩くのは避けましょう。夜遅い時間に出かけるときは、明るく人通りが多い道を選んで歩いた方が安全です。

防犯対策2：人込みではバッグに注意する

夜市やラッシュ時の公共交通機関ではバッグは前で持ちましょう。リュックを使う場合も人が多い場所では、背負っていると知らない間に開けられて財布を盗まれる可能性があります。

防犯対策3：場所取りのためにバッグを置かない

飲食店でバッグを置いたまま注文しに行くのは危険です。一人の場合はハンカチなどの被害の少ない物を置くようにしましょう。

防犯対策4：道路の横断は車とバイクに注意

横断歩道を渡る際は青信号になってすぐ飛び出すのは危険です。曲がってくる車やバイクに注意してください。台湾では歩行者優先の意識が低いことを覚えておきましょう。

防犯対策5：服装と行動に注意する

あきらかに観光客だと分かる服装や行動をしていると窃盗犯に狙われやすいです。大勢で騒ぐなどの目立つ行動は避けましょう。

防犯対策6：多額の現金は持たない

多額の現金を持ち歩いているとスリの被害に遭う確率が高くなります。現金は最小限にしてクレジットカードを使った方が安全です。

トラブルに遭ったときの対処方法

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安全で親切な人が多い台湾ですが、海外旅行には思いがけないトラブルもあります。突然のトラブルに落ち着いて行動できるよう対処方法を知っておくと安心です。

ここでは「パスポートの紛失」「交通事故」「ケガや体調不良」の対処方法について紹介します。

パスポートの紛失

パスポートを紛失した場合、すぐに帰国するときは「帰国のための渡航書」、2週間ほど台湾に滞在するときは「新規旅券」を申請します。

ここではすぐに帰国する場合の手続きについて紹介します。

手順1：紛失証明書をもらう

台湾出入国及び移民署でパスポートの紛失届を出し、紛失証明書をもらいましょう。

手順2：紛失届けを提出

日本台湾交流協会で「紛失一般旅券等届出書」を提出します。

手順3：渡航書の申請

日本台湾交流協会で「帰国のための渡航書」を申請します。

手順4：出国審査官に必要書類を提出

空港で出国審査前に「出境登記表（ピンク色の紙）」に必要事項を記入し、渡航書、移民署発行の紛失証明書とともに審査官に提出しましょう。

もっと詳しい情報は台湾出入国及移民署と日本台湾交流協会の「旅券を紛失した方へ」を参考にしてください。

交通事故

交通事故に遭ったときは、すぐに警察（110）に連絡するとともに現場の写真を撮影してください。病院で治療を受けた場合は診断書を必ずもらい、警察の事故証明と一緒に海外旅行の保険会社に提出して保険金の請求をします。

海外旅行の保険会社のほとんどは24時間対応で緊急時の連絡を受けつけています。万が一の場合に備えて、旅行前に事故対応マニュアルや電話番号を確認しておきましょう。

ケガや体調不良

ケガや体調不良で病院へ行く場合、日本語が通じると安心です。台北にある日本語が通じる病院を紹介します。

台安医院

輝雄診所

台湾大学付属医院

台湾の緊急連絡先リスト

台湾旅行中にトラブルに遭ったときの緊急連絡先です。

日本台湾交流協会について

日本台湾交流協会は公式に国交がない日本と台湾の大使館のような役割をしています。パスポート紛失などのトラブルが起きた場合には、訪れる可能性もあるので連絡先を控えておきましょう。

台湾・台北旅行の治安まとめ

Photo by Kon Karampelas on Unsplash

台湾は比較的治安が良く、親日の人が多いので危険な目に遭う確率は低いです。注意する点は日本にいるときと同じですが、文化・習慣が違う海外にいるという自覚を常に持ちましょう。

そして、交通事故にはくれぐれも注意してください。交差点で信号が青になってもすぐ渡らないで、一呼吸おいてから渡りましょう。

おすすめの防犯グッズ

防犯グッズを利用すれば、スリや置き引きは未然に防げます。自分の身は自分で守るためにも防犯グッズを上手に利用しましょう。

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