ベトナムの天気・気温・服装【エリアの特徴とベストシーズンを大解説】

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「ベトナム旅行を検討しているけど、地域によって気候は違う？」
「初めてのベトナム旅行でどんな服装が良いかわからない！」
「ベトナム旅行のベストシーズンはいつ？」

と、ベトナム各地の気候について気になることはありませんか？
本記事ではベトナム各地の気候や旅行に最適な服装などをご紹介します。

ベトナムの魅力的な地方都市

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ベトナムは日本から近く、日本人にとって気軽に行ける人気の海外旅行先の一つです。

今回はそんなベトナムについて、北部のハノイと南部のホーチミンの2大都市に加え、中部のビーチリゾートであるダナンと中南部の避暑地として知られるダラットについて、その気候や服装についてご紹介します。

ベトナムの基本情報

ベトナムの各地気候について

ベトナムは国土が南北に細長いため、都市によって大きな気温の違いがあります。また、東南アジアに属するベトナムは、他の東南アジアの国々と同様、多くの都市で乾季と雨季が存在します。ただし、乾季と雨季が切り替わる時期は都市によって異なります。

ハノイの気候・降水量について

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ハノイの気温

ハノイは東南アジアの都市では珍しく温帯夏雨気候に分類されています。東南アジアに位置しながらもゆるやかな四季があり、冬は寒波の影響で10℃を下回る日もあります。

ハノイの降水量

夏には雨が多く、冬には雨が少ないという特徴があります。一般的には、5月から10月までが雨季であり、11月から4月までが乾季と考えられています。

ハノイの月ごとの気温と降水量

出典：世界各都市の気候データ

ハノイの季節ごとの服装・見どころ

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季節ごとの服装や持っておくと便利なグッズと、見どころやおすすめスポットを紹介します。なお、ハノイは四季があるため、乾季と雨季ではなく四季で記載します。

春（3月～4月）

気候と服装

平均気温が20℃を超える3月からがハノイの春にあたります。ただし、気温は急激に上昇するため、春と呼べるのは4月頃までと短いです。

降水量も徐々に増え始めますが、夏と比べるとまだまだ少なく、雨と冬の両方を避けられるこの季節は絶好の観光チャンスです。日によっては急に寒くなることもあるため、ジャケットなどがあると安心です。

春の見どころ：ハロン湾

ハノイから車で約4時間の距離にあるハロン湾は、世界遺産に登録された景勝地です。ハノイから少々距離がありますが、ハノイに訪れる多くの方がハロン湾まで足を伸ばします。春のハノイは雨や寒さの心配が少なく、視界も良好なため、特におすすめです。

夏（5月～10月）

気候と服装

この時期は気温や降水量が共に高くなります。特に6月から8月にかけては非常に暑くなり、日中に何度もスコールが降ることがあります。そのため、観光にはあまり向いていません。

夏の見どころ：タンロン水上人形劇

タンロン水上人形劇はベトナムの伝統的な人形劇で、千年以上の歴史があります。噴水の演出や生演奏など見どころ満載です。外は暑く雨も多いため、夏は屋内の観光を中心にすると良いでしょう。

秋（10月～11月）

気候と服装

10月頃から気温、降水量が共に下がっていきます。春と同様、観光に適した時期ですが、急激な気温の変化による風邪に気をつけましょう。

秋の見どころ：ハノイ旧市街

旧市街はハノイの中で最も賑わいを見せるエリアです。たくさんの路面店が軒を連ねているため、ショッピングを楽しんだり、カフェを巡ってベトナムコーヒーを味わったりとさまざまな楽しみ方ができます。

冬（12月～2月）

気候と服装

ハノイは東南アジアにも関わらず冬があり、寒波の日には雪が降ることもあります。とはいえ日本の冬よりは暖かいため、日本の冬より1枚少ない程度でちょうど良いでしょう。降水量は少ないため、気温の対策さえできれば快適です。

冬の見どころ：ホーチミン廟

ホーチミン廟は、ベトナムの歴史を語る上で欠かすことのできない故ホーチミン氏が眠っている廟です。周囲にはホーチミン博物館やホーチミンの家などもあります。夜はライトアップされるため、外からも楽しむことができます。

ホーチミンの気候・降水量について

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ホーチミンの気温

ベトナム南部に位置するホーチミンは、ハノイとは異なり、典型的な東南アジアの熱帯気候に属し、常夏の気候が特徴です。そのため、四季の区別はなく、季節は乾季と雨季に分かれます。

ホーチミンの降水量

年間を通して降水量が一定である特徴があります。また、年間の降水量も少なめです。

ホーチミンの月ごとの気温と降水量

出典：世界各都市の気候データ

ホーチミンの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（12月～4月）

気候と服装

乾季は月の降水量が少ない時期です。気温は年間を通して高く、また雨季よりも湿度が低い傾向があるため、比較的快適で観光に向く季節となります。基本的には半袖で問題ありませんが、屋内は冷房が強いところも多いため、薄手の長袖シャツなどがあると万全です。日焼けが気になる方は、日焼け止めなどを用意しておきましょう。

乾季の見どころ：メコン川クルーズ

メコン川はチベットから約4,000kmを流れ、ベトナム南部から海へと注ぎます。ホーチミンからメコン川クルーズの出発地点までは車で約2時間で到着し、日帰りでの観光も可能です。

東南アジアらしいジャングルの中を手漕ぎボートで進むツアーはベトナムならではの魅力的な体験です。雨の少ない乾季には最適なアクティビティです。

雨季（5月～11月）

気候と服装

気温の変化はないものの、5月から急激に降水量が増加します。この時期は湿度も上がり、快適とは言い難い状況が続きます。また、晴れている間は日差しが強くなるため、乾季と同様に紫外線対策が必要です。

雨季の見どころ：ベンタイン市場

ベンタイン市場は、ホーチミンの中心部にある大きな屋内市場です。市場内にはさまざまな屋台が並び、見て回るだけでも十分楽しめます。なお、ホーチミン市内の観光名所はどこも近距離にあるため、タクシーをチャーターして複数箇所を巡る方法が、天気の心配もなくおすすめです。

ホーチミンの魅力とおすすめ観光スポットは「ホーチミンの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】」の記事をご参照ください。

ダナンの気候・降水量について

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ダナンの気温

ダナンはベトナム中心部にあるビーチリゾートの街で、ベトナム第3の都市でもあります。ダナンもホーチミンと同様、乾季と雨季に分かれます。

一方で、気温は常夏のホーチミンとは異なり、日本の冬の時期にやや低下します。しかし、月の平均気温が20℃を下回ることはほとんどなく、依然として熱帯気候に分類されます。

ダナンの降水量

ホーチミンよりも全体的に降水量が多くなります。また、乾季と雨季の切り替わりの時期が、他のベトナムの都市と比べ数か月ずれていることも特徴です。

ダナンの月ごとの気温と降水量

出典：世界各都市の気候データ

ダナンの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（2月～8月）

気候と服装

ベトナムは旧正月（1月後半）を祝う国であるため、ダナンでは旧正月を迎えると共に雨季が終わると言われています。2月はまだ雨が降る日もありますが、3月からは雨はぐっと少なくなり、快晴のビーチリゾートらしい日が続きます。

6月から8月の日中はハノイやホーチミンよりも気温が高くなるため、暑さ対策が必要です。

乾季の見どころ：ミーケビーチ

ミーケビーチは、中でも中心部から一番近いビーチです。乾季になりたての頃はまだ水温が低く、夏休みのタイミングだと人が増えてくるため、3月～4月頃に利用するのがおすすめです。ビーチでのんびり過ごしたり、パラセーリングなどのアクティビティも楽しめます。

雨季（9月～1月）

気候と服装

9月からは雨も増え、気温も下がっていくため、ビーチを満喫するには向かない季節となります。特に12月や1月は、ジャケットなどがないと体調を崩してしまうかもしれません。十分な防寒対策と雨対策が必要です。

雨季の見どころ：ドラゴンブリッジ

ドラゴンブリッジは、ダナン中心部にかかる橋です。片側2車線の橋の真ん中に、ドラゴンのモニュメントが設置されているダナンのランドマークです。

毎週金土日の夜9時から、ドラゴンが口から炎と噴水を交互に吐くショーが開催されています。近くにいると結構濡れるため、あまり濡れたくない人は少し離れて見ましょう。

ダナンの魅力とおすすめ観光スポットについては「ダナンの魅力とおすすめ観光スポット5選【リピーターが厳選】」の記事をご参照ください。

ダラットの気候・降水量について

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ダラットの気温

ダラットはベトナム中南部にある高原リゾートの街で、一年中涼しい気候が続きます。葡萄の栽培が盛んであり、ワインが名産です。ベトナム人の新婚旅行先としても人気のため、日本における軽井沢のような街です。

季節は雨季と乾季に分かれるものの、暑い日が少ないため、東南アジアとしては珍しい気候になります。

ダラットの降水量

ハノイやホーチミンに比べ、乾季が短いのが特徴です。他の都市よりも雨対策を意識しましょう

ダラットの月ごとの気温と降水量

出典：世界各都市の気候データ

ダラットの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（12月～3月）

気候と服装

ダラットは一年を通して気温の変化が非常に少ないものの、乾季は最も寒い時期になります。ダナンとハノイの中間程度の気温になるため、それらの都市に行ったことがある場合は、その時の服装を参考にしましょう。

乾季の見どころ：ダタンラ滝

ダタンラ滝はダラット市内から5kmほどのところにある人気の観光地です。キャニオリングやローラーコースターなどのアクティビティを楽しめます。

雨季（5月～10月）

気候と服装

4月頃から徐々に雨が増え始め、11月頃に減り始めます。雨が降ると元より涼しい気候がさらに涼しく感じられ、時には肌寒さを覚えることもあります。

雨季の見どころ：フラワーパーク

フラワーパークは、広大な敷地に世界中のさまざまな花や観葉植物、サクラなどの木々が数多く栽培されています。1日中のんびりと過ごすことができます。

ベトナムの天気・気温・服装まとめ

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天気予報の確認

ベトナムは地域ごとに気候が大きく異なるため、事前に天気予報を見ていくことをおすすめします。天気予報は現地でも確認できますが、日本気象協会のHPにある「Tenki.jp 」が網羅的でおすすめです。また、災害や危険情報などは外務省の「海外安全ホームページ」で確認できます。

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