アユタヤの治安2024年版【タイ旅行でトラブルに遭わない方法】

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「アユタヤ旅行を検討しているけど、治安は大丈夫？」
「初めてのアユタヤ旅行で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい？」

と、アユタヤ旅行の不安な点はありませんか？
本記事ではアユタヤの治安についてお答えします。

アユタヤの治安について

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アユタヤはバンコクから北へ80㎞のところに位置します。バンコクからアクセスしやすく、アユタヤ王朝の遺跡が多いことから、一年を通して国内外の観光客でにぎわっています。比較的治安は安定していますが、スリなどの軽犯罪や、遺跡周辺の物売り、詐欺も発生しています。警戒心を持ち、貴重品管理に気を付けて行動しましょう。

デモやストライキについて

タイでは数年に一度のペースで反政府派、反王朝派のデモが発生しています。ほとんどのデモはバンコクで行われますが、2013年、2020年のデモはアユタヤでも行われました。デモは数週間続くこともあり、交通機関などに影響が出る場合もあります。事前に外務省の「海外安全情報」で情報収集するようにしましょう。

交通事情・事故について

アユタヤは、バンコクのような都市ではないので渋滞はありません。ただ車の運転手も歩行者も、交通ルールやマナーを守る意識が低く、死亡・重傷の事故発生率が日本よりも高いです。

車道と歩道が区別されていない道が多いため、道路を歩くときは周囲に十分注意しましょう。横断歩道がない道を横断するときは、他の人とタイミングを合わせて一緒に渡るようにしましょう。

アユタヤ旅行者の体験談

アユタヤの屋台で友人と食事をしていたら、隣の日本人の男性が話しかけてきました。日本人同士なので安心して会話を楽しんでいましたが、男性が日本では嗅いだことのない独特の匂いのタバコを吸いはじめ、私たちにも勧めてきました。最後には売りつけてきて、無理と分かると連絡先を聞いてきました。友人がそのタバコは大麻だと気づいたので、私たちは早々に立ち去りました。アユタヤには住んでいる日本人も居ます。中には大麻を日常的に吸い、販売している人もいます。日本人だから親しみを持つかもしれませんが、大麻や麻薬などは断固として断りましょう。

アユタヤ旅行の注意点

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アユタヤ旅行の注意点を紹介します。

注意点1：貴重品の管理

日本のパスポートは高額で取引されているため、パスポートを盗まれるケースが後を絶ちません。鍵をかけたホテルの室内から盗まれた事例もあるため、外出中はセーフティーボックスに入れる、または携帯した方が良いでしょう。ホテルのフロントに預けるのは危険です。

注意点2：交通事故

アユタヤはバンコクから車で約1時間半の距離なので、車を一日チャーターする通訳ガイド付きツアーを利用する観光客も多くいます。
このようなツアーでは運転手が長時間運転することになるため、運転手の居眠り運転が頻繁に起きています。2017年に日本人4名が亡くなった交通事故も運転手の居眠りが原因ではないかとみられています。一日車をチャーターするツアーでは、運転手の体調や運転中の様子にも気をくばるようにしましょう。

注意点3：様々な詐欺に気を付ける

アユタヤでは様々な種類の詐欺が横行しています。トゥクトゥクや土産物店でのぼったくりに加え、最近ではインターネットを通じた詐欺も増加傾向にあります。

例えば日本からアユタヤのホテルを予約し、振込みをしたにもかかわらず、実際にはホテルに予約も入金もされていなかったという事例があります。ホテルやツアーをインターネット上で予約する場合は、メールと合わせて電話でも確認しましょう。

注意点4：薬物使用

アユタヤで多いのが薬物使用による邦人の逮捕です。日本人は大麻や麻薬に対して警戒心が薄いとみられ、ターゲットにされやすい傾向があります。旅行で気分が開放的になり、軽い気持ちで手を出す人が多いようです。観光地、パブやレストランなど人の集まる場所では大麻や麻薬もやり取りされていますが、違法だということをしっかり認識しましょう。

アユタヤの治安が悪いエリア

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アユタヤはタイの地方都市ですが、観光地ということもあり犯罪グループによるスリや置き引きなども発生しています。特に注意が必要な場所や時期、観光スポットを紹介します。

注意が必要なエリア

アユタヤ駅

アユタヤ駅はタイ国有鉄道北本線の駅です。アユタヤ歴史公園の最寄り駅であることやバンコクから他都市への分岐点となっていることから、観光客だけでなく地元の人も非常に多く利用される駅です。駅構内や駅周辺ではトゥクトゥクの客引きや、物乞いに見せかけたスリグループもいるので注意が必要です。

夜間の寺や遺跡周辺

アユタヤの寺や遺跡は夜になるとライトアップされ、観光客でにぎわう観光スポットになります。ただ寺や遺跡の敷地は広く、ライトアップで明るいのはほんの一部で、敷地内のほとんどが真っ暗です。暗い場所には観光客を待ち伏せている犯罪グループもいます。遺跡に引きずり込まれて強姦や強盗に遭うこともあるため、夜の寺や遺跡の敷地内には入らないようにしましょう。

注意が必要な時期

ソンクラーン（水かけ祭）

ソンクラーンは毎年4月13、14、15日の3日間にタイの各地で行われる水かけ祭りで、アユタヤでも毎年盛大に行われます。この期間、寺院では伝統的な儀式、街中ではパレードなどのイベント、エレファント・キャンプでは象との水かけ合戦と非常に賑わいます。ただ祭りに乗じた犯罪も多く発生しています。祭りに参加する際は貴重品や現金は必要最低限にするなど、対策をとって楽しみましょう。

注意が必要な観光スポット

エレファント・キャンプ

アユタヤには2つの大きなエレファント・キャンプがあります。旧市街地内と旧市街地外の東側にそれぞれ1つずつあり、いずれも外国人観光客に人気です。ただキャンプ周辺では外国人観光客をターゲットにした置き引きなどが発生しています。象に乗る時に荷物を人に預ける必要がないよう、持ち物はポーチ一つ程度に収めましょう。

アユタヤの治安が良いエリア

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アユタヤの治安が良いエリアとおすすめの滞在先、観光スポットを紹介します。

ワット・プララーム周辺

ワット・プララームは、旧市街地のほぼ中心に位置する複合寺院で、広大な敷地の中には本堂と7つの礼拝堂や中庭、池などがあり、今は広大な公園として観光客でにぎわっています。入場料が必要なことと、敷地内は開けた場所が多いことから治安も安定しています。夜は美しいライトアップも魅力的です。ただ夜は薄暗い遺跡の陰に不審者が隠れている場合がありますので、日が暮れてからはなるべく中に入らないようにしましょう。

おすすめの宿泊エリア

旧市街地

アユタヤ歴史公園があり、チャオプラヤー川とその支流に囲まれた中洲が旧市街地です。アユタヤの遺跡群のほとんどはこの旧市街地に集まっていて、ホテルから徒歩で遺跡巡りを楽しむことができます。トゥクトゥクやタクシーを使った移動に慣れない方は旧市街地内のホテルをお勧めします。大型のリゾートホテルはありませんが、チャオプラヤー川沿いの眺めの良いホテルや、古民家風の趣ある小さなホテルが多いのが特徴です。セキュリティーがしっかりしているので安心です。

治安が良い観光スポット

アユタヤ・フローティング・マーケット

2010年、ワット・マヘーヨンの近くに新しく建設されたアユタヤの伝統文化を楽しむテーマパークが「アユタヤ・ フローティング・ マーケット」です。

敷地内の水路では水上マーケットも開かれています。新しい観光スポットなので、伝統的で生活感のある水上マーケットではありませんが、衛生面など安心して買い物を楽しめます。旧市街からは少し離れていること、入場料が必要なことから治安も安定しています。

その他の観光スポットについては「アユタヤの魅力とおすすめ観光スポット4選【タイ在住者が紹介】」で紹介しています。

アユタヤ旅行の防犯対策

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アユタヤ旅行でトラブルに遭わないための防犯対策を紹介します。

防犯対策1：見知らぬ人に応じない

アユタヤでは様々な窃盗があります。特に、数人のグループで行動し、一人が観光客に話しかけている間に、ほかの仲間が貴重品を盗む犯罪が多発しています。その手口は「日本円に両替して欲しい、高いレートで両替する」や「混んでいない穴場スポットを紹介する」など様々です。親切に見える人でも実は窃盗グループということもあります。どんな状況でも、見知らぬ人の声掛けには応じてはいけません。

防犯対策2：貴重品に気を付ける

日本人はパスポートが狙われやすいので十分注意しましょう。ただ、注意していても旅行中はどうしても注意がそれてしまうことがあります。そういったことも考えて、セキュリティーポーチなどで物理的に防犯対策をしましょう。

防犯対策3：観光客だと分かる行動を控える

寺院を参拝するときはもちろんですが、寺院以外でも、旅行中はなるべく露出の少ない服装を心掛けましょう。露出が多い服装をしていると観光客だとアピールすることになり、犯罪の標的になる可能性があります。また日本語を大きな声で話すのも控えましょう。

トラブルに遭ったときの対処方法

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海外では予期せぬトラブルが起こることがあります。トラブル時の対応や緊急連絡先を事前に調べておくことで、トラブル発生時に必要以上に慌てることなく対応できます。

パスポートの紛失

パスポートを盗難・紛失した場合は、まず在タイ日本国大使館へ連絡すると同時に、警察へ行き盗難・紛失証明書を発行してもらいます。帰国までに新規旅券の発給を待てない場合は「帰国のための渡航書」を申請します。詳しくは在タイ日本国大使館の「タイで旅券を紛失（盗難被害）した場合の手続き」をご確認ください。

交通事故

アユタヤで交通事故に巻き込まれたら、すぐに警察「191」に連絡をしましょう。警察への連絡と同時に加入している保険会社の窓口へも連絡するようにしましょう。

アユタヤでは観光客が巻き込まれる交通事故がよく発生しています。ただ現地の人が加入している保険の賠償金は低いため、損害を補償してもらえないケースがよくあります。必ず自分自身でも海外旅行保険に加入するようにしましょう。

ケガや体調不良

アユタヤには、日本人の医師が常駐している病院はありませんが、日本語通訳がいる私立病院と、英語で診察を受けられる公立病院があります。それぞれの連絡先をご紹介します。

ラチャタニー・ホスピタル（私立病院）

プラナコーン・シーアユタヤ病院（公立病院）

ラチャタニー・ホスピタルは医療設備が整っており24時間日本語通訳サービス対応が可能ですが、診察料も高額になります。このような病院を利用することも考え、事前に海外旅行保険に加入し、契約状況を確認しておくと良いでしょう。

アユタヤの緊急連絡先リスト

トラブルに遭ったときの緊急連絡先です。万が一に備えてメモしておきましょう。

在タイ日本国大使館について

アユタヤ旅行中に事故や事件などのトラブルに遭ったときのサポートをしてもらえます。またアユタヤの治安情報や渡航に関する情報も発信しています。

基本情報

アユタヤ旅行の治安まとめ

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アユタヤ旅行を楽しむためには、事前の防犯対策が重要です。防犯グッズなどを利用して、安全に旅行を楽しみましょう。

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