フランスの天気・気温・服装を大解説【フランス旅行のベストシーズンは？】

Photo by Alexander Kagan on Unsplash

「フランス旅行を検討しているけど、フランスってどれくらい暑いの？」
「初めてのフランス旅行でどんな服装が良いかわからない！」
「フランス旅行のベストシーズンっていつだろう？」

など、フランス旅行について気になることはありませんか？
本記事ではフランス旅行の天気、気温、服装の疑問にお答えします。

フランス旅行の魅力・特徴

Photo by Shvets Anna from Pexels

フランスは、芸術や文化をとても大切にしている国です。美しい建築物、美術館、博物館など歴史的な文化遺産を楽しむことができます。

また自然も豊かで、夏はリゾート地のニースで海水浴、冬はアルプスでスキーをするなど季節ごとにスポーツを楽しむフランス人が多くいます。

フランスの基本情報

フランスの治安について

外務省の海外安全ホームページによると、観光客が特に多いパリやニースでは、スリや置き引きなどの犯罪がよく起こります。

道を尋ねるふりや、家族連れに見せかけて油断させるなど、あらゆる手段でスリが行われます。防犯対策や貴重品管理はしっかりとすることが重要です。

フランスの物価について

フランスの物価は、ヨーロッパの中でも高いです。レストランは、昼食時であれば16～20ユーロ前後が相場です。テイクアウト形式のお店であれば、10ユーロ以内に収められます。

フランスは、価格表を店外に表示することが義務付けられています。食事をする際は、値段を確認してから入ることができます。美術館や博物館などの入館料は、10ユーロ前後の場所が多いです。

フランス旅行が人気の理由

フランス旅行が人気な理由として、観光スポットが多いことが挙げられます。
パリのエッフェル塔やルーブル美術館、フランス西海岸に浮かぶ世界遺産のモンサンミシェル、プロヴァンスのラベンダー畑など、各地域にそれぞれ違った魅力のある観光スポットがたくさんあります。

フランスの気候・気温について

Photo by Luke Webb from Pexels

フランス旅行をより快適に過ごすために、フランスの気候と気温を紹介します。

フランスの気候

地域によって気候や気温差があり、日本と同様に四季があります。夏場は、気温が30度ほどあっても、フランスの方が乾燥しているので過ごしやすいです。

しかし、春夏も朝晩寒いことがあるので、着脱できる上着があると快適に過ごせます。秋冬の訪れはフランスの方が早いです。秋の10～11月でもかなり冷え込む日があります。

フランスの平均気温

出典：国土交通省気象庁

年間を通して気温はフランスの方が低いです。季節に合った防寒具があると安心です。

フランス旅行のベストシーズン

ベストシーズンは5月下旬～8月頃です。日照時間が長く、21時近くでも外が明るいので旅行をより長く楽しめます。また天気の良い日が多いので、快適に過ごせます。

フランスの春3月～5月の気候と服装

Photo by Christelle PRIEUR from Pixabay

イースター、パリ見本市、パリマラソン、美食の祭典、カンヌ国際映画祭など、フランス国内で大きな話題になるイベントが開催される季節です。

フランスの3月～4月はまだ気温が低く、天気も不安定で雨がよく降ります。日本のような春の訪れは5月頃からで、快適に過ごせるフランス旅行のベストシーズンになります。

3月のフランスの天気と気温

パリの3月の気温は、東京の2月の寒さに近く、まだまだ冷え込む時期です。

3月のフランス旅行の服装

フランスの3月はロングコート、セーター、マフラー、ハーフブーツなど、防寒対策ができる服装が好ましいです。特に朝晩は冷えるので暖かい服装がおすすめです。

3月のフランス旅行の特徴

まだ寒さが残る時期ですが、すみれ祭りやカーニバルなど春の訪れを感じるイベントが行われます。パリでは、3月中旬にフランス最大級の書籍市があるので、本好きの方におすすめです。

4月のフランスの天気と気温

日中は少し暖かく、天気の良い日が多いです。4月から少しずつ暖かくなりますが、朝晩は冷えます。

4月のフランス旅行の服装

まだ冷え込む日があり、春用コートやジャケットがあると便利です。カーディガンやパーカー、薄手のストールなど、防寒しながらも着脱できる服装がおすすめです。

4月のフランス旅行の特徴

パリマラソン、アルルの闘牛、コルマールでのお祭りなど、各地域でイベントがあります。まだ寒さが残りますが、雨が少なく、晴れている日が多いので観光しやすい時期です。

4月のフランスの祝日

・4月復活祭翌日の月曜日：イースターマンデー（Lundi de Pâques）

※イースターマンデー（Lundi de Pâques）は、毎年日程が異なります。

5月のフランスの天気と気温

急に冷えることがあるので、薄手のジャケットやコートは準備した方が良いです。5月から日差しが強くなってくるので、紫外線対策が必要です。

5月のフランス旅行の服装

5月から穏やかな気候になり、ブラウスや7分丈シャツにカーディガンで過ごせます。女性はストッキング、薄手のタイツがあると便利です。
急に冷えることがあるので、薄手のジャケットやコートなどの上着が必要です。

5月のフランス旅行の特徴

5月下旬にフランス全土で「ナイト・ミュージアム」が催されます。美術館や博物館が夜間入場無料になる素晴らしい企画です。

劇やコンサート、プロジェクションマッピング映像など、普段はないような演出があります。若者や芸術にあまり縁がない人にも身近に感じてほしいという目的があり、気候が良く参加しやすいこの時期に行われています。

5月のフランスの祝日

・5月1日：メーデー（Fête du Travail）
・5月8日：1945年5月8日戦勝記念日（Victoire du 8 mai 1945）
・5月復活祭から5週目の木曜日：昇天祭（Ascension）
・5月または6月：ウィットマンデー（Lundi de Pentecôte）

※昇天祭（Ascension）とウィットマンデー（Lundi de Pentecôte）は、毎年日程が異なります。

フランスの夏6月～8月の気候と服装

Photo by Ra La from Pixabay

晴天が続き、日照時間が長く夜遅くまで明るいです。日差しは強いですが、日本と違い湿度が低く、夏場でもカラッとして過ごしやすいです。朝晩は冷えるので、上着は持参してください。

7月以降はバカンスで旅行に出るフランス人が多いです。パリなど人気の都市は、観光客で混雑している場合もあります。しかし、過ごしやすい気候なので、フランス旅行のベストシーズンです。

6月のフランスの天気と気温

日本は梅雨の時期ですが、フランスは湿気が少ないので快適に過ごせます。朝晩は涼しいので薄手のカーディガンやパーカーがあると良いです。

6月のフランス旅行の服装

朝晩のみ薄手のジャケットやカーディガン、パーカーが必要です。トップスは7分丈や半袖で過ごせます。

6月のフランス旅行の特徴

日が長くなるので、夜遅くまで外にいる人が多いです。この時期は、フランス全土で行われる音楽祭や中世祭りのイベントが有名です。中世祭りでは、当時の服装を着る風習があり、中世時代の雰囲気を味わえます。

6月のフランスの祝日

ウィットマンデー（Lundi de Pentecôte）は、毎年日程が異なり、6月になる年もあります。

7月のフランスの天気と気温

7月は雨が少なく、カラッとした天気で過ごしやすい時期です。日差しは強いので、紫外線対策をしましょう。

7月のフランス旅行の服装

朝晩は涼しいのでカーディガンやパーカーがあると便利です。日中は半袖、半ズボン、サンダルで過ごせます。

7月のフランス旅行の特徴

7月14日はフランス共和国の成立を祝う記念日です。各地で花火が上がり、パリではパレードがあります。フランス全土が盛り上がる時期です。

7月のフランスの祝日

・7月14日：革命記念日（Fête Nationale）

8月のフランスの天気と気温

湿気が少なく、気温も日本のように高くないので快適です。朝晩は肌寒い日があります。

8月のフランス旅行の服装

8月は日差しが強いため、サングラスや帽子があると重宝します。その他に紫外線カットのカーディガンやパーカーがあると便利です。

8月のフランス旅行の特徴

フランスの8月は、日本ほど暑くなく気候が良い時期です。フランスではビーチに出かける人、家族や友達とゆっくり過ごす人が多いです。
パリでは、この時期になるとセーヌ河岸に人口ビーチを作ります。夏のフランスの見所の一つです。

8月のフランスの祝日

・8月15日：聖母被昇天祭（Assomption）

フランスの秋9月～11月の気候と服装

Photo by David Mark from Pexels

フランスは夏が短く、9月から涼しくなってきます。急に暖かくなる日や寒くなる日があり、天候の変動が激しいです。秋用のジャケットやコートなど防寒着があると便利です。また、小雨がよく降るので、雨傘を準備しましょう。

フランスの秋は芸術や歴史、食文化などのイベントが豊富です。夏に比べて観光客が少なくなり、ゆっくり観光できる時期です。

9月のフランスの天気と気温

残暑が続く日本と比べるとフランスは夏が短く、9月に入ると涼しくなります。季節の変わり目は、にわか雨が降りやすいので折りたたみ傘があると便利です。

9月のフランス旅行の服装

日本よりフランスの方が冷えます。長袖にパーカー、薄手のインナーダウンなど、簡単に着脱できる服装やストールがあると便利です。

9月のフランス旅行の特徴

観光地やレストランは比較的空いており、ゆっくりと旅行を楽しめます。9月の3週目にはヨーロッパ文化遺産の日があり、フランス各地の美術館や博物館、歴史的建造物を無料で見学できます。芸術に関するイベントが行われる時期です。

10月のフランスの天気と気温

秋が深まり、朝晩冷え込むようになります。朝晩に限らず、日中も防寒対策が必要になる時期です。

10月のフランス旅行の服装

秋用のコートやジャンパー、長袖のシャツ、デニムなど、肌を出さない服装が好ましいです。

10月のフランス旅行の特徴

ノルマンディー食の祭典、フランス全土で行われる味覚教育の「味覚の一週間」など、食に関するイベントが多いです。食に関心のある方は特に楽しめる時期です。

11月のフランスの天気と気温

日照時間が短くなり、更に寒くなってきます。南フランス以外は曇り空の日が多いです。また小雨がよく降るので、折りたたみ傘があると便利です。

11月のフランス旅行の服装

11月からロングコートやセーター、ニットなど厚着の服装になります。その他にマフラーやストールなどの防寒グッズがあると便利です。

11月のフランス旅行の特徴

ボーヌという小さな街で、ブルゴーニュ地方で最大のワイン祭り「栄光の3日間」や、パリでは「サロン・デュ・ショコラ」というチョコレートの祭典があります。

中旬以降のパリの街は、クリスマスのイルミネーションに彩られ、一足先にクリスマス気分が味わえます。

11月のフランスの祝日

・11月1日：諸聖人の日（Toussaint）
・11月11日：1918年休戦記念日（Armistice 1918）

フランスの冬12月～2月の気候と服装

Photo by David Mark from Pexels

クリスマスマーケット、イルミネーション、ワイン祭りなど、盛り上がる冬のイベントがたくさんあります。1月はフランス全土でバーゲンセールがあり、買い物を楽しみたい人におすすめです。

日照時間が短くなり、17時前に暗くなる日もあります。雨は多いですが、湿度が低いので雪が降ることは少ないです。

12月のフランスの天気と気温

空がどんよりした日が多く、雪が降り始めるのも12月からです。太陽が出る日が少ないため、雪や霧によって歩道が凍結して滑りやすくなります。

12月のフランス旅行の服装

日本で着るのと同じ冬服で大丈夫ですが、ヒートテックやヒートテックパンツなどのインナーは必須です。手袋、マフラー、厚手の靴下なども準備した方が快適に過ごせます。

12月のフランス旅行の特徴

クリスマスマーケットが各地で行われます。リヨンで「光の祭典」という有名なお祭りがあり、フランス全土がクリスマス一色になる時期です。

12月のフランスの祝日

・12月25日：クリスマス（Noël）

1月のフランスの天気と気温

霧にかかったような曇り空の日があります。朝晩は氷点下近くになる日があり、防寒対策が必要です。

1月のフランス旅行の服装

気温が低く冷え込む時期なので、厚手のニットや厚手ダウンコートを着用するなど、寒さ対策を特に強化してください。足元は、雨や雪対策で防水加工のブーツがおすすめです。

1月のフランス旅行の特徴

年越しから1月上旬は、お店が閉まっていて街が静かな印象です。10日頃から6週間ほど冬のセールがあり、お買い得品を購入できます。この時期は、山でウィンタースポーツを楽しむのもおすすめです。

1月のフランスの祝日

・1月1日：元旦（Jour de l’an）

2月のフランスの天気と気温

長時間外にいると底冷えします。美術館やカフェ、買い物など、室内メインで過ごすのがおすすめです。小雨が降ることもあるので、折りたたみ傘があると便利です。

2月のフランス旅行の服装

厚手のコートにニットやタートル、厚手のロングパンツなど防寒対策をしっかりしましょう。防寒グッズの手袋、マフラー、ニット帽があると便利です。

2月のフランス旅行の特徴

フランス南東部にある都市ニースでは、2月中旬から下旬にかけて、春の訪れを祝うカーニバルが行われます。ヨーロッパの3大カーニバルの1つで、山車のパレードが通りを華やかに彩り、大盛り上がりします。

フランス旅行の服装と持ち物まとめ

Photo by Lum3n from Pexels

フランス旅行を快適に過ごせる服装と持ち物を紹介します。

フランス旅行の服装まとめ

フランスには四季があり、季節ごとに適した服装があります。季節別にフランス旅行の服装を紹介します。

春は上旬と下旬で気温差があるので、上着は旅行の時期によって準備しましょう。女性は薄手のタイツとストッキングで過ごせる時期です。

夏のフランスは、日本の夏と同じ服装で過ごせます。紫外線対策も忘れずに準備しましょう。

秋の中旬頃から防寒対策が必要になります。女性はタイツが必要になる時期です。

フランスの冬は寒い日が続きます。マフラーや手袋、ニット帽などの防寒グッズも準備しましょう。女性は厚手のタイツが必要です。

フランス旅行の持ち物まとめ

フランス旅行の際に必要な持ち物をまとめました。季節に応じて適したアイテムを用意しましょう。

フランスは乾燥するので、保湿グッズの準備をおすすめします。また、夏のフランス旅行は暑さ対策と紫外線対策が必要です。

天気予報の確認

フランスは日本と同様に四季がありますが、日本より夏が短く秋冬の訪れが早いです。フランスの旅行前と旅行中は服装を決めるために、天気予報の確認を忘れずにしましょう。

日本気象協会の「Tenki.jp」とフランスの気象局の「METEO FRANCE」でフランスの天気が確認できます。

• Tenki.jp

フランスの主要都市の天気

• METEO FRANCE

フランス全土の気象情報

この記事を読む皆さんがフランス旅行を楽しめることを願っています。

フランスWiFiレンタルのご案内

フランスWiFiレンタル500MB

1,190円/日

このプランで申し込む

フランスWiFiレンタル無制限

1,390円/日

このプランで申し込む

フランスWiFi
について詳しく知る