タイの天気・気温・服装を大解説【タイ旅行のベストシーズンは？】

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「タイ旅行を検討しているけど、地域によって気候は違う？」
「初めてのタイ旅行でどんな服装が良いかわからない！」
「せっかくならベストシーズンに行きたい！」

と、タイ各地の気候について気になることはありませんか？
本記事ではタイ各地の気候や旅行に最適な服装などをご紹介します。

タイの魅力的な主要都市

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像の頭のような形をしているタイ王国の国土は南北に約1600㎞。日本の北海道から九州までの距離に近く、気候も都市によって様々です。

タイ北部は山岳地帯で、古都チェンマイがあります。一方、中部は6万6000平方キロメートルもの広大な平地が広がっており、首都バンコクや古都アユタヤなどの都市が位置しています。また、タイ南部はプーケットやサムイ等などビーチリゾートで大人気のスポットが点在しています。

各地域の基本的な気象情報や持ち物、服装などをご紹介します。

タイの基本情報

タイの各地気候について

タイ全体は亜熱帯気候に属しますが、南部は熱帯モンスーン気候、その他の地域はサバンナ気候に区分されます。季節は雨季、乾季、暑季の3つに分かれます。南部は常に温暖な気候に恵まれますが、山間部のある北部では気温が14～15度まで下がることがあります。

宗教上の服装と参拝のルール

タイは人口の95％以上が仏教徒であり、男性は人生に一度は仏門に入るというほど信仰心の強い国民です。タイ全体では3万以上の寺院があるといわれています。そこで寺院参拝のルールで覚えておきたいマナーや服装について説明します。

服装

肌の露出が多い、タンクトップ、ノースリーブ、ショートパンツ、ミニスカートでの参拝は避けてください。ジーンズでもダメージジーンズのように肌が見えるようなものもNGです。また、寺院内は土足厳禁なので気を付けましょう。

ルール

女性に限って、タイの僧侶の身体または持ち物に触れてはいけないというルールがあります。一緒に写真を撮ることをお願いする時は注意が必要です。

チェンマイの気候・降水量について

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チェンマイの月ごとの気温と降水量

チェンマイの気温

タイの北部に位置するチェンマイの気候はサバナ気候で乾季、暑季、雨季の3つに分けられます。1年を通して平均気温は28度前後で、冬のような寒さはなく、常夏の気候と言えます。ただし、乾季にあたる11月～2月頃は最低気温が15度前後まで下がることがあります。

チェンマイの降水量

グラフで見て取れるように雨季と乾季の降水量にはかなりの差があります。ただ、雨季のチェンマイではスコールが多く、数時間ですぐに雨が止むため一日中雨に降られることは稀です。スコールは大抵夕方に降ることが多く、日中の観光にはさほど影響がありません。

チェンマイの月ごとの気温と降水量

引用：世界各都市の気候データ、気象庁

チェンマイの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（11月～2月）

気候と服装

乾季は、平均気温が24～25度で降水量も少なく穏やかな日が続きます。湿気もなく快適な時間を過ごせる時期です。日が沈むころには最低気温が14～15度前後まで下がります。日中の温かさとの気温差が大きいので注意しましょう。一方、乾季は、降水量が少ないため水不足になり、郊外では水が止まることもあります。

乾季の見どころ

毎年、2月の第一金、土、日に花まつりが開催されます。お祭りのハイライトでは、生花で飾られた山車が街をパレードします。ノーンブアックハート公園では花の展示やフラワーフロートのコンテストなども行われます。

暑季（3月～4月）

気候と服装

チェンマイに夏到来です。じりじりとした暑さがこの時期から始まります。現地の人も日中は外出を控えるほど日差しは強いため、熱中症にならないように観光中は水分補給をこまめにしましょう。この頃からタイの国花ドーク・ラーチャプルックの花が咲き始め町中が黄色く彩られます。

暑季の見どころ

4月にはチェンマイでも水かけ祭りが行われます。当日はチェンマイの守護神プラ・ブッタシヒンの仏像や旧市街地のお堀周辺に大勢の人が集まります。伝統舞踊や文芸芸術の上演も行われるので、是非訪れてみてください。

雨季（5月～10月）

気候と服装

グラフで見て取れるように降水量が一気に上昇します。一日中しとしとと雨が降り続くようなことはなく、短時間で強い雨が降った後、また天気が回復するスコールがほとんどです。ただ空は常にどんよりと曇った感じが続きます。

冠水した道路を渡るような場合も多いため、ビーチサンダルのように足が露出するものよりは、つま先まで隠れるようなクロッコス系のサンダルがおすすめです。

雨季の見どころ

タイ全土で毎年10月または11月頃の満月の夜にロイクラトン祭りが開催されます。チェンマイのロイクラトン祭りは「チェンマイ・イーペン祭り」と呼ばれます。クラトンは自分で作ることもできるので、ローカル体験としてオリジナルのクラトン作りにトライしてみるのもおすすめです。

チェンマイの観光スポットについて詳しく知りたい方は「チェンマイのおすすめ観光スポット5選【在住者が紹介するチェンマイの魅力とは】」の記事をご参照ください。

バンコクの気候・降水量について

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バンコクの気温と降水量

バンコクの気温

タイの首都バンコクは一年を通じて常夏の熱帯気候です。季節は雨季、乾季、暑季の3つに分けられます。乾季は雨量が少なくなるためベストシーズンと言えます。雨季は気温は常に高いうえ、雨が多いため蒸し暑さを感じることでしょう。

バンコクの降水量

バンコクは雨季に降水量が極度に増えます。特に9月～10月の降水量は最大になります。雨が降り出すとタクシーやトゥクトゥクなどの利用が増加するため、激しい交通渋滞にも見舞われます。

バンコクの月ごとの気温と降水量

引用：世界各都市の気候データ、気象庁

バンコクの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（11月～2月）

気候と服装

雨が少なく晴天が続くため、バンコクにおいては乾季がベストシーズンと言えます。仏教徒が多いタイですが、首都バンコクではクリスマスのイルミネーションやお正月の飾りつけ、イベントなども開催されます。観光客が増えるので、年末年始は早めにチケットやホテルを手配しましょう。

ワットプラケオ・王宮参観の服装ルール

タイの寺院参観では、前述したように露出度の高い洋服などNGです。その中でもワットプラケオと王宮はタイ国内で最も格式の高い王室寺院および王宮のため、更に厳しい服装ルールが決められています。

1. 女性も男性も肩、足、ヘソが出ているような服装は厳禁
2. 男性は長ズボン、女性は長ズボンまたはロングスカート（ふくらはぎが見えない長さのもの）
3. 靴はかかとのあるもの、サンダルはNG
4. 迷彩服も避けた方が無難

乾季の見どころ

旧暦12月（10月～11月）の満月の夜にロイクラトン（灯篭流し祭り）が行われます。恋人同士で花の灯篭を川に流し、沈まずに流れてゆくと二人が結ばれるというジンクスがあり、ロマンティックな夜のお祭りとなっています。花火が打ちあがることもあり、家族や友達とも楽しい一夜が過ごせる日になるでしょう。

暑季（3月～5月）

気候と服装

この時期は夜になっても気温が下がらない熱帯夜が続く時期です。地元のタイ人でも日中は外に出ることをためらうほどです。この時期の野外観光は熱中症の危険性が高くなりますので注意が必要です。こまめに休みながら観光しましょう。

暑季の見どころ

4月13日～15日に行われる「ソンクラーン」通称「水かけ」祭りは、タイを代表するお祭りの一つです。道ゆく通行人同士が水をかけあって楽しむ「水かけ祭り」は暑季の人々の暑さしのぎの楽しみの一つです。是非参加してみましょう。

雨季（6月～10月）

気候と服装

雨季に入ると毎日と言っていいほどスコールが降ります。気温も30度前後と高いため、蒸し暑く、あまり過ごしやすい季節とは言えません。この時期は川の水かさも上がるため、ボートなどの移動は控えた方が良いでしょう。

一方、雨季は観光客が減るため、ホテルなどの宿泊料金も低めになります。観光プランの内容によっては安く楽しめる時期でもあります。

雨季の見どころ

6月から2ヶ月近くにわたり地元タイ人も待ちわびるデパートやショッピングモールでのバーゲンセール「アメージングタイランド・グランドセール」が始まります。

7月はワチラロンコーン国王陛下、8月はシリキット王太后の生誕日にあたり誕生を祝う式典が行われ、街中が綺麗に飾り付けられ、普通では見られないバンコクの風景を楽しむことができます。

バンコクのおすすめ寺院について詳しく知りたい方は「バンコクのおすすめ寺院5選＆アクセス方法【タイ在住者が厳選】」の記事をご参照ください。

プーケット島の気候・降水量について

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プーケット島の気温と降水量

プーケット島の気温

タイの最大の島プーケットは世界有数のリゾート地として観光客を魅了し続けています。気候区分は熱帯モンスーン気候で、乾季、暑季、雨季の3つに分けられます。気温は1年を通して30～35度前後で推移し、温度差があまりないのが特徴です。

モンスーンがマリンアクティビティにも大きく影響を及ぼす場合があります。観光目的に合わせてベストシーズンをチョイスしましょう。

プーケットの降水量

雨季になると季節風の影響で降水量が一気に上がっていきます。スコールの後は少し気温も下がり涼しくなりますが、海の透明度が下がるためダイビングやシュノーケルには向きません。また雷雨が伴うことがあるためマリンアクティビティには注意が必要です。

プーケット島の月ごとの気温と降水量

引用：世界各都市の気候データ、気象庁

プーケットの季節ごとの服装・見どころ

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乾季（11月～3月）

気候

降水量が少なくなる乾季は観光のベストシーズンと言えるでしょう。青い空にエメラルドグリーンの海でおもいっきりマリンアクティビティを楽しむことができます。

アンダマン海がお穏やかに澄み渡るため、乾季の時期に限りダイバーが訪れることができる小島へのアクセスも可能になります。

乾季の見どころ

海の透明度が抜群に高まる乾季は、プーケット近郊の島々へボートで渡るアイランドホッピングがおすすめです。世界的にも有名ピピ島は欠かせない島の一つです。雨季はスピードボートなどが欠航になることが多いので、是非乾季に訪れてみてください。

暑季（4月～5月）

気候

雨季への移行への前段階として気温が最も高くなるとともに、降水量も増えてゆく時期です。海の透明度もまだ高くマリンアクティビティには最適な時期です。

ただモンスーンの動きによっては雨が降り始めることもあります。天候によってはマリンアクティビティが中止やボートの運航が欠航になることもあるので注意が必要な時期でもあります。

暑季の見どころ

毎年4月にタイの各地で行われるソンクラーン（水かけ祭り）ですが、プーケットではパトン・ビーチで行われます。例年様々なエンターテイメントショーも開催されます。混雑するので、貴重品に気を付けながら楽しみましょう。

雨季（6月～10月）

気候

気温が少し低くなりますが、降水量が非常に多くなるため蒸し暑くなり、あまり快適に過ごせる季節ではありません。但し雨の恵みにより、ジャングルが青々と茂り、いろいろなフルーツが実るシーズンでもあるため、普段食べられないフルーツに挑戦してみるのも良いでしょう。

雨季の見どころ

川の水かさが増えることで楽しめるラフティングやジャングル内のカヌー探検などは雨季ならではの楽しみ方の一つです。しっかり虫よけの準備をして参加しましょう。

プーケットの魅力についてもっと知りたい方は「プーケットの魅力を大解剖！プーケットのおすすめ観光スポット6選」の記事をご参照ください。

タイの天気・気温・服装まとめ

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タイと一言に行っても訪れる地域や季節で必要な持ち物は様々です。ここでは、時期や場所を問わずあると便利なグッズをご紹介します。

天気予報の確認

旅行前または旅行中に天気予報の確認をしたい場合は日本気象協会の「Tenki.jp」がおすすめです。

また、大きな水害や感染症については外務省の「海外安全ホームページ」で、洪水や停電などの情報は在タイ日本国大使館の公式サイトで確認しましょう。

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