大連の魅力を大解剖！大連のおすすめ観光スポット7選

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「中国にある大連がどんな都市なのか知りたい！」
「大連旅行のベストシーズンはいつ？」
「大連のおすすめ観光スポットってある？」

と、大連旅行の計画でどこに行くか悩んでいませんか？
本記事では、大連の魅力と観光スポットを紹介します。

大連ってどんなところ

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中国の東北に位置する大連を紹介します。

大連とは

大連は工業都市で日系企業が多いイメージがありますが、19世紀末に入ってから開発が始まった比較的新しい都市です。

1880年代から港が整備され始め、1898年にはロシアが清朝から大連と旅順口区を租借し、遠いという意味の「ダルニー」と命名され、自由貿易港の軍港として開発し始めたのが、現在の大連の基盤となっています。

1905年の日露戦争終戦後はポーツマス条約により租借権が日本に移され、中国語の「大連港」から「大連」と名付けられました。開発を引き継いだ終戦までの間に発展を遂げています。

他の都市との違い

歴史的背景が感じられる

3カ国による急速な開発が行われた大連は、その歴史的背景を町の至るところから感じることができます。

近郊都市へのアクセスが良い

旧満州地域への玄関口として、ロシア文化の影響を色濃く受けたハルピンや瀋陽、長春といった近郊の都市にアクセスしやすいです。

大連までのアクセス方法

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大連までのアクセス方法と観光の移動手段を紹介します。

日本から大連のアクセス方法

日本の東京や地方都市から大連行きの直行便が就航しています。羽田空港、成田国際空港から大連周水子国際空港まで約3時間20分です。

大連周水子国際空港は中心部から約10キロメートルの場所にあり、アクセスがしやすいです。リムジンバス、市営バス、タクシーで15分～45分です。

大連市内の移動手段

1. 地下鉄、路面電車
   大連には地下鉄と路面電車があり、市内の主要観光スポットを訪れるのに便利です。目的地によって使い分けると、効率良く観光スポットを回れます。
2. 路線バス
   路線バスも地下鉄や路面電車と同じように市内の移動に便利です。ただ基本的に時刻表はなく、また同じ停留所の名前でも路線により停留所の位置は様々なので事前に確認する必要があります。
3. タクシー
   電車やバスの料金が安いので高く感じますが、空港と市内間や荷物が多い場合はタクシーがおすすめです。

市内の移動手段

大連の治安は大丈夫？

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大連の治安と旅行の注意点について紹介します。

大連の治安について

大連は中国の中でも比較的治安が良い都市です。日系企業が多いことから、駅や道で困っていると地元の人が日本語で話しかけてきて助けてくれることもあります。しかし、置き引きやスリ、客引きといった犯罪もあるので油断はせず、基本的な注意は怠らないようにしましょう。

大連旅行の注意点

インターネットの接続

中国政府によるインターネット規制のため、日本でよく利用するSNSやGoogleマップなどは使えません。VPNアプリのダウンロード、ポケットWi-Fiのレンタルといった対処をする必要があります。

日本語が通じる大連ならではの注意

大連には親日的な中国人が多いですが、中には日本に対して敏感な人もいます。相手を罵倒する言葉、「満州」や「支那」といった歴史に触れるような発言は、トラブルになる可能性があるので注意しましょう。

大連の気候とベストシーズン

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大連の気候と旅行のベストシーズン、服装を紹介します。

大連の気候

6月～8月にかけて夏になり、気温と湿度が高くなります。しかし、真夏でも平均最高気温は28度前後と、東京と比べると過ごしやすい気候です。本格的に寒くなるのは12月～2月で、特に1月は氷点下を下回る日が続きます。

大連旅行のベストシーズン

大連旅行のベストシーズンは5月～10月です。夏場でも最高気温が30度を下回る大連はとても過ごしやすく、特に5月と10月は降水量も少ないので観光がしやすい時期です。

大連旅行の服装

大連は岩手県と同じ緯度にあるため、日本の東北地方をイメージすると分かりやすいです。夏の6月～9月は薄手の服装で過ごせますが、季節の変わり目である4月、5月、10月、11月は気温の変動が激しいので羽織ものを用意しておくと安心です。冬は氷点下になる日があるため、防寒対策をしっかりしましょう。

大連のおすすめ観光スポット

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大連のおすすめ観光スポットを紹介します。

大連の観光スポット1：中山広場

中山広場は1898年にロシアが清朝から大連を租借した際に、パリの街並みを似せて造ったといわれています。当時の洋風建築が広場にぐるりと立ち並び、中でも見所は「大連賓館（旧大和ホテル）」です。中山広場に残る建物は3代目のもので、2017年まで現役のホテルとして営業を続けていました。

他には旧大連警察署（現遼寧省対外貿易経済合作庁）や旧横浜正金銀行大連支店（現中国銀行遼寧省分行）などがあり、歴史的建造物が集まる場所です。

基本情報

大連の観光スポット2：星海広場

星海広場はアジア圏最大の面積を誇る広場で、その広さは北京の天安門広場の2倍に及びます。この広さをいかして、大連国際ビール祭りといったさまざまなイベントが開催しています。

少し歩いた場所に当時の満州鉄道が整備した星海公園という、現在は市民の憩いの場となっているビーチが広がります。一帯はリゾート地であったため、当時の清朝皇族や政府関係者らの戸建ての別荘が立ち並び、現在も数多く残されています。軍管理施設もあるため、写真撮影は控えてください。

基本情報

大連の観光スポット3：南山日本人街

南山日本人街の周辺は日本統治時代の1910年から1920年代に、多くの和風モダン住宅が建設された高級住宅街でした。現在は歴史的建造物やおしゃれな飲食店が軒を連ねるスポットになっています。

基本情報

大連の観光スポット4：満鉄旧跡陳列館

元はロシア統治時代に、商業学校として建てられたものを日本統治後に満州鉄道（満鉄）が本社として使用していました。そのため、内装や構造がロシア風で絢爛豪華な印象を受けます。

現在の建物は瀋陽鉄路局大連分局の事務所として使用されており、見学できるのはその一部となります。当時の工具、列車の部品、食器などが陳列され、役員が使用していた会議室や総裁室も見ることができます。

基本情報

大連の観光スポット5：203高地

203高地の名称は海抜が203メートルであることから由来しています。日露戦争の際に両軍が衝突し、激戦が繰り広げられた場所です。今もなお、戦争の悲惨さを感じる雰囲気に包まれています。

頂上には日本軍を率いた乃木将軍が銃弾を鋳造させたといわれる慰霊碑がそびえ立っています。慰霊碑には「あなたの魂の山」という意味である璽霊山（にれいさん）という文字が刻まれています。

基本情報

大連の観光スポット6：旅順駅

開発が進められていた旅順口区には交通の要であった象徴として、中国最古の駅「旅順駅」が残されています。残念ながら現在は乗客の往来はありませんが、貨物車の運行は継続されています。資料館として内部が解放され、伊藤博文や夏目漱石、与謝野晶子が利用した入口を通ることができます。

基本情報

大連の観光スポット7：旅順博物館

旧ソ連軍の将校クラブを改装して造られた博物館です。仏像や青銅器、陶器、書物などが多数展示してあります。特に日本人探検隊がシルクロード沿いの敦煌近郊で発掘した、1300年前の男性のミイラは保存状態がとても良いので必見です。

基本情報

中国・大連旅行まとめ

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大連のおすすめ理由と過ごし方を紹介します。

大連がおすすめの理由

タイムスリップしたかのような街並み

大連は昔ながらの街並みが生活の一部として残っています。懐かしさを感じる一方で、中国やロシア、日本が交錯した激動の歴史を物語る建造物も多く、貴重な文化遺産になっています。

教科書からは学べない歴史の爪痕

大連近郊にある旅順口区には、日露戦争時の旧跡が数多く残されています。おびただしい数の銃痕が残る土塁、悲しい佇まいの慰霊碑など、歴史的背景を胸に刻める場所です。

最東北への玄関口

ロシアの文化が色濃く残されている瀋陽やハルピンにアクセスしやすいです。中国とは思えない氷の景色を楽しむことができます。

大連のおすすめの過ごし方

1泊の場合

中山広場をメインに観光すると歴史的建造物が楽しめます。その後に少し離れた南山日本人街や星海広場周辺を訪れると、より大連を満喫できます。ランチやディナーは東北地方名物の餃子や海鮮料理がおすすめです。

2泊以上の場合

旅程に余裕がある場合は日露戦争の舞台になった旅順口区や、東北地方へ足を延ばしてみましょう。列車で向かうとより旅行気分を味わえます。

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