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中国
更新日:2024.3.15

マカオの治安2024年版【マカオ旅行でトラブルに遭わない方法】

マカオの治安【マカオ旅行でトラブルに遭わない方法】

Photo by Renato Marques on Unsplash

「マカオ旅行を検討しているけど、治安は大丈夫?」
「初めてのマカオ旅行で気をつけることは?」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい?」

と、マカオ旅行の不安な点はありませんか?
本記事ではマカオの治安についてお答えします。

本記事でわかること

  • マカオの治安
  • 危険なエリアと安全なエリア
  • マカオ旅行の防犯対策
  • トラブルに遭ったときの対処方法

マカオの治安について

マカオの治安について

Photo by joshua-j-cotten on Unsplash

1999年にポルトガルから返還され、マカオ特別行政区になってからは治安が改善されました。以前のようなカジノ利権をめぐるマフィアの抗争は沈静化しています。

しかし観光資源が多く、巨額の富が動くカジノリゾートがあるマカオは、盗難や詐欺などの軽犯罪のほか、殺人、麻薬の密売などの犯罪も発生しています。

マカオでよく起こる犯罪例
  • 窃盗
    香港とマカオを結ぶフェリーの中や、カジノリゾート、飲食店などではパスポートや財布、スマートフォンなどの窃盗が日常的に発生しています。特にカジノでは賭け事に夢中になり貴重品から目を離してしまうことが多く、被害が多発しています。
  • 詐欺
    マカオのフェリー乗り場やカジノ施設周辺、ホテル周辺で詐欺が横行しています。不当に高額なタクシー料金をだまし取られる被害の他、「カジノで必ず勝てる方法を教えるから現金を渡せ。」など、様々な手口で金銭をだまし取ろうとしてきます。
  • いかさま賭博
    マカオで多いのが「いかさま賭博」です。カジノ周辺だけでなく、マカオの街中やセナド広場など、観光客が集まる場所で日本人を含む外国人観光客が標的になります。流暢な日本語で親しげに声をかけられ、自分の家、別荘などと言われるところに連れて行かれるケースがあります。多くの場合、半ば強制的に賭博に参加させられ、大金を奪われます。現金を持っていない場合は、わざわざATMで現金を引き出させられ、取られてしまいます。

デモやストライキについて

2019年、近くの香港で大規模な反政府デモが連日続きました。これにより香港では親中派の商店が破壊されたり、交通機関に影響が出るなどの被害が出ました。

マカオでは今のところ反政府デモなどは発生していませんが、中国警察は香港とマカオを結ぶ「港珠澳大橋」で大規模な対テロ対策訓練を行うなど、マカオでの取り締まりも強化しています。

交通事情・事故について

車道、歩道も整備されており、交通ルールも順守されている印象です。ただ運転する際には軍施設などの車両侵入禁止区域に進入しないよう気を付けましょう。

また、マカオはサーキットグランプリの会場になる街のため、交差点が少ない独特の構造になっています。標識や交通ルールを理解したうえで運転しましょう。

マカオ在住者の体験談

マカオではホームレスをほとんど見かけることがありません。マカオが消費税0%であること、所得税が最高12%であること、教育費や医療費も無料で、社会保障が充実していることが背景にあります。一方でいかさま賭博など、カジノ都市ならではの犯罪や、減少傾向にはありますがマフィア間の抗争もまだまだあります。貴重品には常に意識を向けるなど、緊張感を持つことは大切です。

マカオ旅行の注意点

マカオ旅行の注意点

Photo by renato-marques on Unsplash

旅行の注意点を4つ紹介します。

注意点1:パスポートの盗難

香港とマカオを結ぶフェリーの中でパスポートの盗難が多発しています。マカオに到着するとすぐに入境審査があるため、フェリーの中でパスポートを手に持ったり、後ろポケットに入れたり、そばに置いて手を放したりするケースが多く、狙われやすいです。

日本のパスポートは特に注意が必要

日本のパスポートの信用度は世界一で、盗難パスポートは偽造され、かなりの高額で取引されます。日本人のパスポートは特に狙われる傾向があるので、注意が必要です。

注意点2:いかさま賭博

いかさま賭博非常に巧妙で様々な手口で行われるため注意が必要です。流暢な日本語で親しげに声をかけてきて自宅に誘い、「軽い遊びだ」と言って賭博を始めるケース。道を聞かれ親切に教えると「お礼がしたいから」と家に連れて行かれ、その場で賭博を始めるケース。カジノ施設で負けたところに付け込んで、「必ず勝てる賭けをしないか」と話しかけ、自宅等に連れ込み賭博を始めるケースなどがあります。

いかさま賭博の手口
  • 日本語や英語で親しげに話しかけてくる
  • 自宅やホテルなどに連れて行かれる
  • はじめに「必ず勝てるから」と勝てる方法などを教えられる

いかさま賭博は、結果的に被害者が大金をだまし取られることになります。手持ちの現金が少ない場合は、ATMまで連れて行かれキャッシング限度額まで引き出しを迫ることもあります。在中国日本国大使館の情報も参考にしましょう。

注意点3:タクシーのぼったくり

現在は減少傾向にありますが、1ヶ月で290件前後の被害が報告されるなど、まだまだタクシー運転手による運賃のぼったくりは横行しています。とくに夜間料金は割増し金額になるため、注意が必要です。

ホテルや空港で待機しているタクシーよりも、街中の流しのタクシーに乗車する方がより詐欺にあう確率が高い傾向にあるので注意しましょう。

注意点4:貴重品の管理

観光地や公共機関はもちろんですが、カジノ施設で遊ぶ時は、さらに貴重品管理を徹底する必要があります。カジノで遊んでいるとつい目の前の賭け事に集中していまい、手元の貴重品管理が手薄になりがちです。特に大きなバッグなど、邪魔になるものは足元などに置き、管理が手薄になりがちなので危険です。

また大きなバッグを持っていると外国人観光客と気づかれ、窃盗犯のターゲットになり易い傾向があります。カジノ施設で遊ぶ場合は小さいバッグを選ぶ、管理を徹底するなど、注意しましょう

マカオの治安が悪いエリア

マカオの治安が悪いエリア

Photo by drown_-in_city on Unsplash

マカオは歴史ある街なので、一歩裏道へ入れば入り組んだ路地が多いのが特徴です。また減少傾向にはありますが、カジノ利権をめぐるマフィアの抗争は今も発生しています。

セナド広場、セント・ポール天主堂跡など

世界遺産「マカオ歴史地区」の中心であるセナド広場は、常に人で込み合っており、スリが横行しています。ぶつかってくる人がいたら注意が必要です。また日本語での「写真をとってあげるよ」「案内してあげるよ」など、親切な声掛けにも注意が必要です。

福隆新街周辺の裏路地

福隆新街はマカオの中でも最も中国の歴史が色濃く残る街です。かつて遊郭街として栄えたエリアが再開発され、今は中華風海鮮料理店やポルトガル風のカフェなどノスタルジックで趣ある街になり、人気の観光スポットです。昼間はフォトジェニックな風景を楽しむのもよいでしょう。ただ路地は狭く、一歩裏道へ入ると迷路のような道が続くこと、またカジノの近くであることから夜の散策は避けましょう。

マカオの治安が良いエリア

マカオの治安が良いエリア

Photo by ray-f- on Unsplash

マカオの治安は比較的安定しています。今回は家族旅行などでも問題なく楽しめるエリアを紹介します。

コタイエリア

コタイ地区の埋め立て地であるコタイエリアは、カジノリゾートが集中するエリアです。カジノと聞くと大人の遊び場というイメージですが、カジノリゾートホテルの多くは、アトラクションやエンターテイメントが充実していて、家族で楽しめるリゾート施設です。カジノ場以外は入場料が必要な場所も多く、不特定多数の人々で込み合うわけではないので、比較的スリなどの軽犯罪も少ない傾向にあります。

コロアンエリア

コロアンエリアは、埋め立てられる前は小島でした。今でも海と山に挟まれたのどかな港町の面影が残ります。中国本土と陸続きのマカオ半島や、カジノリゾートが立ち並ぶコタイエリアと比べて混雑しておらず、特に日中は家族でもゆっくり過ごせます。海岸沿いにはハクサビーチ、チョッワンビーチがあります。動物園を備える石排灣郊野公園もあり、家族連れが多く訪れるエリアです。

おすすめの宿泊エリア

カジノリゾートホテル

カジノリゾート施設は、ホテル部分、その他エンターテイメント部分は宿泊者しか利用できない施設も多いため、安心して宿泊できます。施設も充実しており、「ギャラクシー・マカオ」にはホテルの屋上部分に人口ビーチや世界最大の波のプールがあります。家族連れで楽しめるホテルです。

治安が良い観光スポット

マカオタワー

マカオ半島の南西にあり、世界遺産のセナド広場から2km弱というアクセス良好な場所にあるのがマカオタワーです。地上338mの高さがあり、マカオで最も高い建物です。さらに地上332m地点には世界で一番高いバンジージャンプがあります。その他、ガラス張りの展望台を歩くスカイウォークなど、スリリングなアトラクションがたくさんあります。

またタワー内はゲームセンターやレストラン、ショッピングエリアも充実していて、一日中楽しめる施設です。セナド広場など、多くの人が行きかう場所に比べて軽犯罪も少ない傾向にあります。

石排灣郊野公園

石排灣郊野公園はコロアンエリアにある動物園も備えた公園です。中には「マカオパンダ館」があり、双子のパンダを見ることができます。孫悟空のモデルと言われるキンシコウもいます。入場料は150円と格安ですが人で混雑することはあまりなく、人気のパンダも比較的ゆっくり見ることができます(事前予約は必要)。また、公園内ということもあり治安もよく、園内での客引きなどもほとんどありません。

その他の観光スポットについては「マカオの魅力とおすすめ観光スポット5選【中国旅行ガイド】」をご覧ください。

マカオ旅行の防犯対策

マカオ旅行の防犯対策

Photo by renato-marques on Unsplash

マカオ旅行の際に必要な防犯対策を紹介します。

防犯対策1:移動中の貴重品管理

マカオでは法律により旅行者のパスポート所持が義務付けられているため、常にパスポートを携帯する必要があります。一方で、パスポートは盗難の被害に遭いやすいので、管理を徹底しましょう。また現金、財布、スマートフォンなども窃盗のターゲットになります。パスポートを含め、必要のない場所で貴重品を人前に出すことは避けましょう。

防犯対策2:カジノでの貴重品管理

カジノで遊び始めると、ついつい目の前のゲームに夢中になり手元の貴重品管理がおろそかになりがちです。危機管理が緩むのは避けられないという前提で、必要最低限の貴重品、現金のみを携帯しましょう。さらに、ボディーバッグなど常に体の前に掛けられるバッグを利用し、貴重品が体から離れることを物理的に防ぎましょう。

防犯対策3:不審者に注意する

カジノの街といえるマカオでは、いかさま賭博などの犯罪が横行しています。特にカジノリゾート周辺での単独行動は狙われやすくなります。また女性グループもターゲットにされがちです。気軽に話しかけてくる人物は怪しいと考えたほうがよいでしょう。話を聞かない、付いて行かないことが鉄則です。

防犯対策4:偽物を購入しない

マカオには偽物を販売している店舗や路上の商人がいます。また観光地でも「お土産にブランド品を買わないか」という声掛けがあります。偽物は安いため「少しなら」と思うかもしれませんが、偽物を購入し日本に持ち込むと犯罪になります。ブランド品はデパートや空港内の免税店などの正規店で購入しましょう。

トラブルに遭ったときの対処方法

トラブルに遭ったときの対処方法

Photo by elina-sitnikova on Unsplash

海外旅行中はいつトラブルに巻き込まれるか予測がつかないため、パスポートの紛失、交通事故、ケガや体調不良になった際の対処方法を紹介します。

パスポートの紛失

マカオでパスポートを紛失した場合は、マカオを出境して在香港日本国総領事館へ行き手続きをします。ただパスポートがない状態でマカオを出境するためには、マカオの警察で紛失証明書を取得した後、マカオ移民局の本部で出境許可手続きを行う必要があります。詳しくは在香港日本国総領事館と「マカオにおけるパスポートの紛失・盗難に関する注意喚起」をご確認ください。

〈領事館の手続きで必要なもの〉
  • 紛失一般旅券等届出書
  • 渡航書発給申請書
  • 写真(縦4.5cm・横3.5cm)2枚
  • マカオで発行された紛失証明書
  • マカオで発行された出境許可の書類
  • 身元確認の書類
  • 帰国の空港券
  • 手数料

交通事故

緊急時に警察を呼ぶ場合は「999」、救急車は「110」、消防車を呼ぶ場合には「112」に電話をします。中国語に自信がなく緊急を要する場合は「Japanese Speaker, please」と頼みましょう。

万が一、事件や事故に巻き込まれた場合のために、出発する前に必ず海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。外国人向けの病院での治療は非常に高額です。全額自費で払う場合、経済的に大きな負担になってしまいます。

ケガや体調不良

マカオの医療水準は日本とそれほど変わらず、外国人患者も多いため、外国人向けの病院も多くあります。ただ日本語対応の病院は確認できていません。保険会社によっては通訳サービスも付帯されているので、契約状況を確認しておきましょう。また外国人向けの病院の医療費は非常に高額なため、出発前に必ず保険の加入状況を確認しましょう。

鏡湖醫院 (Kiang Wu Hospita)
エリアマカオ半島
住所85-87 RUA DE COELHO DE AMARAL,MACAU
電話番号8295-0114
ウェブサイトhttp://www.kwh.org.mo/
メトロインターナショナルクリニック(国際文度醫療所)
エリアマカオ半島
住所Rua do Dr. Pedro Jose Lobo, No.17A Comercial Infante, 19 Andar A, Macau
電話番号2835-5522
ウェブサイトhttps://metrointernationalclinic.blogspot.com/

マカオの緊急連絡先リスト

マカオの警察、消防、救急の緊急連絡先です。もしものときのために緊急連絡先をメモしておきましょう。

緊急連絡先電話番号
警察999
救急110
消防112
在香港日本国総領事館(852)2522-1184

在香港日本国領事館について

マカオには領事館がないため、香港領事館が管轄しています。旅行中に事故や事件などのトラブルに遭ったときのサポートをしてくれます。

基本情報
名称在香港日本国総領事館
住所46 – 47/F, One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong
電話番号(852)2522-1184
ウェブサイトhttps://www.hk.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

マカオ旅行の治安まとめ

マカオ旅行の治安まとめ

Photo by renato-marques on Unsplash

中国のマカオ旅行を楽しむためにはトラブルに巻き込まれないことが大切です。防犯グッズなどを利用して、安全に旅行を満喫しましょう。

おすすめの防犯グッズ
  1. ボディーバッグ
    貴重品を持ち歩く際にはボディーバッグが便利です。最近のボディーバッグは生地も進化しており、刃物で簡単に切れない頑丈な生地でできています。体に掛けるストラップの部分にもワイヤーが通されていて、簡単に切断できないようになっているほか、ファスナーも簡易ロック式のものもあります。貴重品を管理するには便利なバッグです。
  2. 南京錠
    一つ持っていると便利なのが南京錠です。ロック付きのスーツケースを利用する場合も念のため持っていると便利でしょう。南京錠をバックパックの2つのファスナーに通して施錠することで防犯対策になります。ワイヤー付きの南京錠であれば、ワイヤーで荷物を柱などに固定し、施錠することもできます。南京錠は様々な使い方ができる便利な防犯グッズです。
  3. スキミング防止グッズ
    日本での被害報告は少ないですが、アジアではまだまだスキミング被害の報告があります。スキミング防止のグッズは色々発売されています。スキミング防止機能のあるバッグ、カードケース、財布など、それぞれの特徴に合わせて使用すると効果的でしょう。

マカオの治安まとめ

マカオは観光資源に恵まれ、カジノリゾート施設も魅力的な一大娯楽都市です。中国本土からはもちろん、香港や、東南アジアからも多くの観光客が遊びに来ています。全体的に治安は安定していますが、軽犯罪や、いかさま賭博などカジノリゾートならではの犯罪があることを認識して最低限の防犯意識をもちましょう。特に夜は単独行動を避けるようにしましょう。本記事の情報を参考に防犯対策をして、マカオ旅行を楽しんでください。
外務省の海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録しおくと、旅行先の情報を日本語で受け取ることができるのでおすすめです。本記事で紹介した情報を活用して、安全で楽しい旅行になることを願っています。

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