フィリピンの治安を大解説【フィリピン旅行でトラブルに巻き込まれないために】

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「フィリピン旅行を検討しているけど、治安は大丈夫？」
「フィリピンの地方都市で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい？」

と、フィリピン旅行に不安な点はありませんか？
本記事ではフィリピンの治安についてお答えします。

フィリピンの地方都市

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東南アジアの国の中でリゾート地として日本人にも人気のあるフィリピン。フィリピンの首都で、経済・文化活動の中心地であるマニラ、日本人に人気のリゾート地であるセブ島、美しい白砂のホワイトビーチが有名なボラカイ島など、魅力的なエリアがたくさんあります。

今回はフィリピン全域で日本人が巻き込まれやすい犯罪やトラブルに加え、マニラ、セブ島、ボラカイ島での注意が必要なエリアや観光スポットなどをご紹介します。

フィリピンの治安について

フィリピンは親切な人が多く、旅行者にもやさしい国ですが、治安が良くないエリアも存在します。観光客が巻き込まれる事件の中でも特に多いのは、スリやひったくり、置き引きといった軽犯罪です。夜のひとり歩きも事件に巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。

犯罪発生状況

フィリピンにおける安全対策（在フィリピン日本国大使館）によると、2021年のフィリピン全土の犯罪発生件数は、226,567件となっています。また、フィリピンにおいて日本人が巻き込まれる犯罪は、スリ、置き引き、睡眠薬強盗が多くなっているとのことです。

良く起こる犯罪例と防犯対策

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日本人観光客が巻き込まれやすい犯罪やトラブル、未然に被害を防ぐための防犯対策をご紹介します。

スリ

マニラ首都圏では、スーパーマーケットやショッピングモール、公共交通機関（バス、ジープニー、トライシクル、鉄道など）でのスリにご注意ください。特に、財布、スマートフォンやタブレット端末などの電子機器、小さめの鞄などを狙われるケースが多く発生しています。

スリの対策

混雑した場所では、貴重品の管理には常に注意を払いましょう。バッグは身体の前で持つようにし、ズボンの後ろポケット、バッグ外側などに財布やスマートフォン等の貴重品は入れないようにしましょう。貴重品は必要最小限を持ち歩くようにして、なるべくホテルのセーフティーボックスなどの安全な場所に預けるようにしてください。

置き引き

フィリピンで日本人が被害に遭いやすい犯罪として、スリと並んで多いのが置き引きです。空港やホテルのフロント、混雑したレストランなどで、荷物から目を離した隙に、かばんや貴重品を盗まれるケースが多発しています。

置き引きの対策

置き引きの対策としては、まず貴重品を肌身離さず持ち歩くようにすることが重要です。少し席を立つだけだからなど、日本と同じような感覚で荷物から離れることはとても危険です。被害に遭わないために、スリの対策のときと同様、持ち歩く貴重品は最低限にし、セーフティーボックス等安全なところに保管するようにしてください。

睡眠薬強盗

現地でフィリピン人から声を掛けられ、仲良くなって食事に行った際、飲食物に睡眠薬を入れられ、眠っている間に貴重品を盗まれるのが睡眠薬強盗です。

金銭的な被害だけでなく、睡眠薬等は摂取量や体調によって身体に重大な影響を及ぼすおそれがあるため、特に被害に遭うことを避けたい犯罪です。

睡眠薬強盗の対策

現地で声を掛けてきた人に安易に気を許さない、簡単に付いて行ったりしないことが重要です。犯罪者は若い女性や老夫婦など、一見親切そうな見た目をしていることも睡眠薬強盗の特徴とのことです。お酒を飲むとつい気が大きくなってしまいますが、旅行中は常に気を引き締めて過ごすことが大切でしょう。

フィリピン滞在時の注意点

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ここでは外務省が公表している留意点など、フィリピン滞在時の注意点を紹介します。

感染症

デング熱

デング熱は、蚊が媒介する感染症であり、フィリピン国内では一年を通してデング熱が発生しています。特に蚊の繁殖する雨季に流行し、おもな症状は急な高熱、頭痛、関節痛などです。

マラリア

マラリアも蚊に刺されることで感染する病気です。潜伏期間は2週間程度で、デング熱と同様高熱や頭痛、関節痛といった症状が起こります。マニラ首都圏やセブ島で流行は認められていませんが、特定の地域では感染が確認されています。そのため、旅行前には流行の有無を確認したほうがよいでしょう。

緊急連絡先リスト

トラブルに遭ったときの緊急連絡先です。万が一に備えてメモしておきましょう。

テロについて

ミンダナオ島の一部などで、反政府武装組織と治安当局との衝突によるテロや紛争が断続的に続いていました。2024年には終息に向かっており、フィリピンの国家非常事態宣言は解除されています。しかし、外務省の海外安全ホームページでは、ミンダナオ地域の中部以西はレベル3（渡航中止勧告）が継続されています。

交通事情

日本と比べてフィリピンの運転マナーは良いとは言えません。首都マニラでの交通渋滞はアジアの中でも特に酷いとされており、朝夕の通勤ラッシュの時間帯は特に深刻です。トライシクルやバイクなど往来も激しいため、頻繁に追突や接触事故、人身事故等が発生しています。

マニラの治安

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マニラはフィリピンの首都であり、国内最大の都市です。日本人在住者も多く、フィリピン観光の入り口として、年間を通してたくさんの観光客が滞在します。人が多いため、特に混雑している場所では犯罪に注意が必要です。

マニラで注意が必要な場所や、観光スポットを紹介します。

トンド

トンドは、「スモーキーマウンテン」という名前でも知られる、フィリピンで有名なスラム地区です。マニラ市北部に位置していて、ごみの集積場になっているため、治安面だけでなく衛生面でも問題になっています。

エルミタ地区

エルミタ地区は、バーやナイトクラブが多いナイトスポットとして、観光客に人気のあるエリアです。観光客を狙ったスリやひったくり、暴力事件や銃撃事件なども起きています。

マニラの病院

マニラには日本語に対応している病院が多くあります。

Makati Medical Center

在フィリピン日本国大使館

在フィリピン日本国大使館では、旅行中に事故や事件などのトラブルに遭ったときのサポートをしてくれます。

マニラの治安についてもっと知りたい方は「マニラの治安【フィリピン旅行でトラブルに遭わない方法】」の記事をご参照ください。

セブ島の治安

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セブ島はフィリピンの人気観光地で治安は良いとされています。しかし、観光客をターゲットにしたスリやひったくりなどの軽犯罪に注意が必要です。特に夜間の治安には注意が必要なため、ひとり行動は避けたほうがよいでしょう。

セブ島で注意が必要な場所や、観光スポットを紹介します。

マンゴーストリート

セブ島の中でも有名な繁華街です。窃盗や売春、違法薬物の売買などが行われているエリアで、観光客が狙われることも多いため、注意が必要です。

SM シティセブ

SM シティセブは、セブシティにある大型のショッピングモールです。モール内は比較的安全ですが、外に出ると観光客を狙った物乞いや犯罪者がいることがあるため、治安に注意が必要なエリアです。

セブ島の病院

セブにはジャパニーズヘルプデスク(JHD)があり、日本語での予約・診療をサポートしてくれます。

セブドクターズユニバーシティホスピタル（Cebu Doctors’ University Hospital）

在セブ島日本国総領事館

基本情報

セブ島の治安についてもっと知りたい方は「セブ島の治安【フィリピン旅行でトラブルに巻き込まれない方法】」の記事をご参照ください。

ボラカイ島の治安

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ボラカイ島はフィリピンの美しいリゾート地で、白い砂浜と透明度の高い海が魅力です。しかし、世界中から観光客が集まる人気スポットであるため、治安には注意が必要です。特にビーチでの貴重品の管理には気をつけましょう。

注意が必要なエリア

ボラカイ島には、特筆して危険なエリアというものはありません。しかし、ビーチでのスリや置き引き、トライシクルやバイクタクシーのぼったくりなど、観光客を狙った犯罪が起きているため、どのエリアでも注意が必要です。

ボラカイ島の病院

ボラカイ島には日本語に対応している病院はありません。現地で翻訳サービスを受けたい場合は、あらかじめ海外旅行保険に入っておくと良いでしょう。ここでは主要な病院を紹介します。

Boracay Island Hospital

在セブ島日本国総領事館

ボラカイ島は在セブ島日本国総領事館の管轄です。トラブルに遭った時などは在セブ島日本国総領事館に問い合わせましょう。

基本情報

フィリピンの治安まとめ

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安全に旅行をするためには、治安についての情報収集が大切です。国や大使館、外務省が推奨するホームページなどをご紹介します。

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