ハルビンの治安2024年版【中国旅行でトラブルに遭わず快適に観光する方法】

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「ハルビン旅行を検討しているけど、治安は大丈夫？」
「初めてのハルビン旅行で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすればいい？」

と、ハルビン旅行の不安な点はありませんか？
本記事ではハルビンの治安についてお答えします。

ハルビンの治安と寒さについて

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中国黒竜江省の省都であるハルビンは、凶悪犯罪などはほとんどなく、治安が良い街です。ただスリ、置き引きといった軽犯罪や、観光客を狙った詐欺はあるので気を付けましょう。

また1月の平均気温は-18.6度と、冷凍庫の標準温度の-18度とほぼ同じになるハルビン。冬の観光には特別な対応が必要です。

デモやストライキについて

2012年、尖閣諸島が日中間の外交問題となった時にはハルビンでも反日デモが発生しました。ただ、それ以降は大きな反日デモは起きていません。またコロナの流行時には厳しい政府のコロナ対策に不満を持つ市民と警察の衝突が起きました。渡航前に「海外安全情報」で情報収集し、デモや抗議活動に巻き込まれないようにしましょう。

交通事情・事故について

中国は日本とは反対の右側通行で、赤信号でも右折が可能なルールです。タクシーに乗り降りする際には注意が必要です。また自動車、自転車、バイクなどは歩行者優先の意識が低く、交通マナーはよくありません。道を横断するときは横断歩道であっても注意が必要です。

ハルビン旅行者の体験談

友人とハルビン市内を歩いていました。突然パトカーのサイレンが聞こえたかと思うと、屋台のリアカーを引いた集団が車道や歩道を猛スピードで走って来ました。どうやら、警察が無許可営業の屋台を取り締まっており、それから逃げていたようです。私たちはとっさに道の端に身を寄せたので安全でした。

リアカーが車道に飛び出して渋滞が発生したり、自転車道を逆走して自転車と正面衝突したりと、あたりは騒然とした雰囲気でした。海外では何が起こるか分かりません。いち早く危険を察知できるように周囲に気を配るようにしましょう。

ハルビン旅行の注意点

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ハルビン旅行の注意点を紹介します。

注意点1：スリ・置き引き

ハルビンで最も多い犯罪がスリや置き引きです。特に地下鉄やバスの車内、中央歩行街など、人が集まる場所でスリがよく発生しています。また土産物店でお土産を選ぶときや、写真撮影に集中しているときなど、荷物から目を離した隙に置き引きに遭うことが多いようです。

注意点2：パスポートの携帯

中国では、法律により外国人のパスポート携帯が義務付けられています。不携帯だった場合は罰金や罰則が科されます。また博物館など、入場無料の施設に入る際にも身分証としてパスポートの提示を求められます。提示できない場合は入場できないので気を付けましょう。

注意点3：詐欺

ハルビン氷雪祭りを巡るツアーの詐欺が起きています。ハルビン空港や氷雪祭りのチケット販売所にはカタコトの日本語でツアーをすすめてくる人がいますが、殆どが相場よりも高額なぼったくりのツアーです。応じない方が良いでしょう。

ハルビンの治安が悪いエリアや時期

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ハルビンで注意が必要な場所や時期、観光スポットを紹介します。

ハルビンは基本的に安全な都市ですが、駅や繁華街ではスリなどの軽犯罪に注意が必要です。また日本に支配されていた歴史を持つため、場所や時期によっては現地の人に配慮した行動や言動を心掛けなければいけません。

注意が必要なエリア

ハルビン駅

ハルビン駅は北京や他都市からの鉄道と地下鉄が乗り入れているため待合室や駅前の広場は非常に混雑しています。特に冬は寒さを逃れて駅舎の中で過ごす人が増えるので非常に混み合います。スリや置き引きも多いので、ハルビン駅を利用する際は長居を避け、待合室では荷物から目を離さないようにしましょう。

中央歩行街

中央歩行街はハルビンいちの繁華街で、特にハルビン氷雪祭りの開催期間中は非常に混み合います。観光客を狙ったスリも発生しているので注意が必要です。夜の散策を楽しむ場合は、単独行動を避け、最低限の持ち物だけを持ち歩くようにしましょう。

注意が必要な時期

9月18日満州事変（柳条湖事件）

9月18日は瀋陽郊外の柳条湖で満州事変が勃発した日です。この日にはハルビン市内で防空警報訓練などが行われます。市民による反日デモなどは起きていませんが、中国で活動する日本人インフルエンサーが中国で9月18日に満州事変とは全く関係のない話で「今日はいい日だ」と言って大きな騒動となり、謝罪に追い込まれたことがありました。

9月18日にハルビンを訪れる際は、現地の人に配慮し、日本語で大きな声での会話、政治や歴史の話などは避けましょう。

ハルビンの治安が良いエリア

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ハルビンの治安が良いエリアとおすすめの滞在先、観光スポットを紹介します。

治安が良いエリア

スターリン公園周辺

スターリン公園は松花江の南岸にある幅50ｍ、東西約2kmの公園です。敷地内には観光スポットの防洪勝利記念塔があります。川岸でゆっくり過ごせるのどかな公園です。冬にはスケートリンクや氷の滑り台などが設置され、家族で遊べるスポットになります。広々とした治安の良いエリアです。

おすすめの宿泊エリア

道里区友誼西路周辺

松花江沿いの落ち着いたエリアです。ハルビン市中心と、ハルビン氷雪祭りメイン会場の太陽島とをつなぐハルビン松花江大橋のふもとにあります。中心地へのアクセスも、氷雪祭り会場へのアクセスも便利です。リッツカールトンやシャングリラなど、外資系高級ホテルがあります。

治安が良い観光スポット

ハルビン氷雪祭り

ハルビン氷雪祭りは毎年のべ約100万人が訪れるハルビンの大イベントです。多くの観光客が集まりますが、入場チケットが大人330元と高額なため、中は非常に治安が良いです。スリや置き引きなどの軽犯罪も殆ど起きていないようです。寒さに注意しさえすれば、夜のライトアップも楽しめます。

その他の観光スポットについては「ハルビンの魅力とおすすめ観光スポット5選【元中国在住者が紹介】」で紹介しています。

ハルビン旅行の防犯対策

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トラブルに遭わないための防犯対策を紹介します。

防犯対策1：パスポートなどの貴重品を管理する

外国人は観光施設への入場や、病院などでもパスポートの提示を求められます。人前でパスポートを出し入れする時は周囲に注意しましょう。

例えば、バッグの外側のポケットや、コートのポケットにパスポートを入れていると、盗まれる可能性が高くなります。パスポートは小さなセキュリティーポーチなどに入れて、さらにそのポーチを服の下に装着するなど、二重の保管を心掛けましょう。

防犯対策2：ツアーの申し込みやチケットは信頼できる会社で

ハルビン氷雪祭りでは、ツアーの詐欺やチケットのダフ屋がいます。本当にそのようなツアー会社が存在するのかどうかをインターネットで確認するようにしましょう。またチケットは信頼できる代理店から購入するか、現地のチケットカウンターで購入しましょう。

防犯対策3： 中国の条例を理解する

中国には注意すべき条例がいくつかあります。違反すると旅行者でも罰金や罰則を科せられます。楽しい旅行をするために中国の条例を理解し、守ることが大切です。一部をご紹介します。

トラブルに遭ったときの対処方法

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海外旅行では予期しないトラブルが発生することがあります。万が一トラブルに遭った時も必要以上に慌てることなく対応できるように、トラブル時の対応や緊急連絡先を事前に調べておきましょう。

パスポートの紛失

パスポートを紛失し、帰国までにパスポートの再発行が間に合わない場合は、在瀋陽日本国総領事館で「帰国のための渡航書」を申請する必要があります。まず所管の出入境管理処で旅券紛失証明を受け取り、日本国総領事館で帰国のための渡航書を申請します。詳しくは「「帰国のための渡航書」申請手続」をご確認ください。

交通事故

交通事故に遭ったら、すぐに警察「110」に連絡しましょう。また警察への連絡と同時に加入している保険会社の窓口へも連絡するようにしましょう。契約内容によっては通訳サービスを受けることができたり、今後の流れを説明してもらえたりします。

ケガや体調不良

ハルビン市には、日本語と英語対応が可能な「国際部」や「外来部門」を設置している公立病院があります。設備は整っており、ハード面も充実しています。ただ「国際部」や「外来部門」は診察代や薬代も大変高額です。必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。

ハルビン医科大学付属第一医院（日本語対応可）

黒龍江省医院（日本語対応可）

ハルビンの緊急連絡先リスト

在瀋陽総領事館について

ハルビンのある黒竜江省、大連市を除く遼寧省、吉林省を管轄するのが在瀋陽日本国総領事館です。管轄地に居住、滞在する日本人の保護や行政サービスなどを行っています。24時間対応の緊急連絡先もあります。急なケガや病気などは躊躇せず電話しましょう。

基本情報

ハルビン旅行の治安まとめ

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旅行を楽しむために、防犯グッズなどを利用してより安全に旅行を楽しみましょう。また冬のハルビンでは防寒対策も大切です。おすすめの防寒グッズもあわせてご紹介します。

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