フィレンツェの治安2024年版【イタリア旅行でトラブルに巻き込まれない方法】

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「フィレンツェ旅行を検討しているけど、治安は大丈夫？」
「初めてのフィレンツェ旅行で気をつけることは？」
「旅行先でトラブルに遭ったらどうすれば良い？」

と、フィレンツェ旅行の不安な点はありませんか？
本記事ではフィレンツェの治安についてお答えします。

フィレンツェの治安について

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他のイタリアの都市と比べ、フィレンツェはスリの被害が多いのが特徴的です。一方で暴力を伴った凶悪犯罪はあまり発生していません。コンパクトで小さい街なので、スリなどの軽犯罪に注意していれば安全に滞在できます。

デモやストライキについて

ロシアとウクライナ間の戦争をめぐり、約5000人余りの人々が平和を訴えるデモが行われました。デモには、フィレンツェの市長やフィレンツェの大司教なども参加し、ヴェッキオ宮殿の前で演説をしました。このように、世界の社会情勢によってはデモやストライキが行われます。最新情報を外務省「海外安全ホームページ」で確認するようにしましょう。

交通事情・事故について

フィレンツェの交通手段は、タクシー、バス、トラムがあります。バスに乗車したら必ず切符を打刻しましょう。時々抜き打ちで切符の打刻を確認されます。打刻を忘れていた場合は罰金を課せられる事になるので注意しましょう。オンラインで購入したチケットは打刻する必要はありません。

フィレンツェ在住者の体験談

まだインターネットが普及しておらず、スマホも無い時代の話です。私は下車する駅を他の乗客に聞いて下車しましたが、一駅早く降りてしまったようでした。困った私は英語で助けを求めました。しかし何度も無視され、ようやく駅の売店の店員さんに助けてもらいました。

今は便利なスマホがありますが、ネット環境が常にあるとは限りません。外出する際は事前にルートを念入りに調べた方が良いでしょう。また、イタリアの人は意外と英語を話しません。あらかじめ緊急時に必要なイタリア語を学んでおくと良いでしょう。

フィレンツェ旅行の注意点

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フィレンツェ旅行の注意点を4つ紹介します。

注意点1：喫煙事情

野外の喫煙は許可されていますが、公の施設は原則禁煙です。例えばホテルの客室、バスやトラムでは禁煙です。またレストランも禁煙ですが、一部のレストランでは喫煙コーナーを設けている場所もあります。禁煙エリアで喫煙すると罰金を科されるので気を付けましょう。

注意点2：タクシーの利用

タクシーを利用する際は、正規のタクシー乗り場から乗車しましょう。オレンジに黒い文字で「TAXI」と書かれている看板が目印です。また正規のタクシーの車体は白色で、市章と車両番号が書いてあります。客引きしているタクシーは非正規の個人タクシーが多く、想定外の料金を請求される場合もあるので避けましょう。

注意点3：夜間の公園

フィレンツェの公園とその周辺は、日が暮れるとガラリと雰囲気が変わります。売春や麻薬の売買が行われ、非常に治安が乱れています。トラブルに巻き込まれやすいので注意しましょう。特に春と秋はあっという間に暗くなります。早めに公園を立ち去りましょう。

注意点4：アルコールの販売

フィレンツェでは、路上での飲酒マナーの悪さから、売店などでのアルコール販売は午後9時までという法律があります。夜9時以降はレストランやバーでアルコールを楽しみましょう。

フィレンツェの治安が悪いエリア

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フィレンツェの一部は、ホームレスや売春婦が多く、治安の悪い地域があります。旅行中は立ち入らないようにしましょう。

レ・ピアッジェ駅周辺

フィレンツェの中心街からフィレンツェ・ペレトラ空港方向に10㎞程の場所にレ・ピアッジェがあります。ここは低所得者層の住宅が多く、麻薬の売買や車両盗難が相次いで起こっています。観光地から離れているため、やむを得ない場合を除いて近づかない方が良いでしょう。

フィレンツェ・リベルタ広場周辺

フィレンツェ市の中心地から北東にあるリベルタ広場は、観光地の中で最もスリや置き引きが多いエリアです。ホームレスの子供や、赤ん坊を連れた女性などが花を売ったり、施しを求めてきたりします。ただ彼らの多くは窃盗グループなので関わらないようにしましょう。また、夜は交通の便も悪くなります。観光は明るいうちに済ませるようにしましょう。

注意が必要な観光スポット

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅（フィレンツェ中央駅）

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅（フィレンツェ中央駅）は、ローマとフィレンツェを結ぶ特急列車の終着駅であることから利用者が多く、特に駅の北東部は治安が悪いといわれています。駅周辺や、駅、特急列車を利用する際は貴重品管理に気を付けましょう。

ヴェッキオ橋

人気の観光地であるヴェッキオ橋は一年を通して人でにぎわっています。ただ橋の幅はとても狭く、密になるためスリが横行しています。さらに橋の上の宝石店や装身具店は観光客を相手に価格を高めに設定しています。購入する時は必ず値切りましょう。

フィレンツェの治安が良いエリア

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フィレンツェには、一部治安が悪い場所もありますが、基本的に人が多く集まる場所は安全です。特に観光客におすすめの場所を紹介します。

ドゥオーモ広場（サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂）周辺

ドゥオーモ広場は他の観光地よりも犯罪発生率が低いので、安心して過ごせます。広場にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のはじめ、6ヶ所のスポットがあります。どのスポットも治安が良く、ゆっくり楽しむことができるでしょう。

おすすめの宿泊エリア

ドゥオーモ広場周辺

ドゥオーモ広場は交通の便がとても良く、観光スポットも近いため、宿泊にも適しています。大型のホテルではなく、歴史建築物の低層階なホテルが多く集まっています。建物の内部、中庭も美しく、バルコニーから素晴らしい眺めが楽しめます。観光地まで目と鼻の先なので、チェックアウト後もホテルに荷物を預けて観光を楽しむことができます。セキュリティー面も、立地条件も申し分ない場所です。

治安が良い観光スポット

ヴェッキオ宮殿

ドゥオーモ広場に近いシニョリーア広場にヴェッキオ宮殿があります。13世紀に建設された当時から政庁舎として使われ、現在もフィレンツェ市庁舎として使われています。

宮殿の一部は現在博物館として公開されています。ドゥオーモなどと比べて外観は華やかではありませんが、内部は素晴らしい壁画と装飾で非常に見ごたえがあります。現在も市庁舎として使われていることからセキュリティーもしっかりしており、とても治安の良い観光スポットです。

アカデミア美術館

アカデミア美術館はフィレンツェ美術学校にある美術館です。16世紀に開校し、ミケランジェロを始め多くの偉大な芸術家が学びました。元々学校であった建物を美術館として開放しているため規模は大きくなく、見どころをおさえれば30分～1時間ほどで回れます。有名な観光地なので常に混雑していますが、観光客が殆どなのでスリ等の軽犯罪もあまり起こりません。

その他の観光スポットについては「フィレンツェの魅力とおすすめ観光スポット5選【イタリア旅行者が紹介】」をご覧ください。

フィレンツェ旅行の防犯対策

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フィレンツェ旅行の際に必要な防犯対策を紹介します。

防犯対策1：他人から食べ物をもらわない

睡眠薬を混ぜたものをターゲットに摂取させ、強姦・強盗に及ぶ犯罪が起きています。日本語で気さくに話しかけられ、お酒などをすすめられても口にしてはいけません。「私はこれしか飲めない」「体調が悪い」等と応じ、早々にその場を離れましょう。

防犯対策2：子供のスリ集団に気を付ける

フィレンツェの観光地や広場では、施しを求める子供のグループを見かけることがありますが、それらの多くは犯罪グループです。相手にしている隙に貴重品を盗まれるので、立ち止まらず無視しましょう。また、相手の服にアイスクリームをつけ、気をそらせている間に盗みを働くグループもいます。どんな時でも身の周りに細心の注意を払うように緊張感を持ちましょう。

防犯対策3：ATMの利用

ヨーロッパ全土でATMに細工をしてカードやカード情報を盗む犯罪が多発しています。現地でATMを利用する際は必ず複数人で行き、銀行の敷地内のATMを営業時間内に利用しましょう。また周囲をうろつく不審な人物がいないかも確認しましょう。もしカードがATMから出てこない場合は絶対にその場を離れず、銀行に電話しましょう。

防犯対策4：車上荒らしの対策

路上に車を停め、車から離れる時は車内に荷物を残さないようにしましょう。トランクの物も盗難に遭う可能性があります。チェックアウト後、車に荷物を積んで観光地を巡るのは避けましょう。観光する場合は、荷物をギリギリまでホテルに預けておきましょう。

トラブルに遭った時の対処方法

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海外旅行中は、いつトラブルに巻き込まれるか予測がつかないため、パスポートの紛失、交通事故、ケガや体調不良になった際の対処方法を紹介します。

パスポートの紛失

パスポートを盗難・紛失し、帰国までに再発行が待てない場合は「帰国のための渡航書」を申請する必要があります。詳しくは在イタリア日本国大使館の「旅券の手続き/帰国のための渡航書 」をご確認ください。

交通事故

緊急時に、警察や消防車を呼ぶ場合には「112」、救急車を呼ぶ場合は、「118」に電話をします。ただ、いずれも基本的にイタリア語しか通じません。万が一のことを考えて海外旅行保険に加入し、緊急時の通訳サービスについて確認しておくと良いでしょう。

ケガや体調不良

フィレンツェには日本語対応可能な病院は残念ながらありません。外国人対象に英語での診察を実施している大学病院もありますが、非常に少なく、基本的にイタリア語でのやりとりになります。

Azienda Osprdaliero-Universitaria Careggi （大学病院）

Ospedale Florentino Ospedale Santa Maria Nuova

フィレンツェの緊急連絡先リスト

イタリア警察と消防の緊急連絡先は「112」、救急の緊急連絡先は「118」です。もしものときのために緊急連絡先をメモしておきましょう。

在イタリア日本国大使館について

フィレンツェには総領事館がなく、ローマにある在イタリア日本国大使館が管轄しています。滞在中に起きた事故や事件についてサポートをしてくれます。また、緊急の場合は24時間体制で対応してもらえます。

基本情報

フィレンツェ旅行の治安まとめ

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フィレンツェを楽しむためにはトラブルに巻き込まれない事が大切です。防犯グッズなどを利用して、安全に旅行を満喫しましょう。

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